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UPDATE|2022/05/16

HKT48・チームTIIが5年半ぶり新公演、初日で目にした「なにも変わらない」を打破した新たな一歩

HKT48 チームTII (C)Mercury



この公演はメンバーからの提案で決まったそうだ。キャプテンの山下エミリーから「私たちは年齢も重ねて、もう元気だけじゃなく、表情やしなやかさ、そしてオーラを出したパフォーマンスを磨かなければいけないと思う」という理由から新公演で『恋愛禁止条例』をやりたい、というアピールがあり、スタッフもその考えに同意して、公演作りがはじまった、という。

なによりもオープニングを飾る坂本愛玲菜の歌声の美しさ、である。彼女の歌唱力の高さには定評があるが、現在開催中の『Under the Spotlight』ツアーでは他のアーティストのカバー曲を含め、圧巻の歌声でステージをギュッと引き締めてくれている。こうやってツアーでの活躍と公演での見せ場が連動してくると、さらにいろんな現場を追いかけたくなってくるし、ようやくコロナ禍の負のループから一歩、抜け出せそうな期待感を抱かせてくれる素敵なオープニングだった。

この公演はユニット曲に関しても有名な楽曲が多い。48グループがドーム公演をガンガンやっていた時期のセットリストによく入っていたので「公演自体は見たことがないけれども、この曲は知っている!」という方も多いはず。ある意味、初見にやさしい公演でもある。

栗原紗英がセンターを務める『ハート型ウイルス』は反則級の破壊力だったし、『ツンデレ!』では松岡はな、堺萌香、後藤陽菜乃が普段のイメージとはちょっと違ったパフォーマンスで沸かせた。そこには初日特有のガチガチな緊張感はあまり見られず(実際には相当、緊張していたはずだが……)、山内祐奈が言った「安心感と安定感」がとてもしっくりきた。

とてもいい公演だった。だが、それよりも強く感じたのは「TIIはすごくいいチームになったな」ということ。ステージ上だけでなく、しっかりと全員がそれぞれの役割を果たしているのだろう。いままでにないチーム感がそこにあった。

AUTHOR

小島 和宏


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