FOLLOW US

UPDATE|2022/05/16

HKT48・チームTIIが5年半ぶり新公演、初日で目にした「なにも変わらない」を打破した新たな一歩

HKT48 チームTII (C)Mercury



それは現在発売中の『月刊エンタメ』6・7月合併号(徳間書店)に掲載されている山内祐奈と松岡はなの対談を取材しているときのことだった。二人ともチームTII所属なので、当然、新公演の話題が中心となってくるのだが、全国ツアー中にして、まだ従来の『手つな』公演も実施されているタイミング(『手つな』千秋楽の日も開演前に新公演のリハーサルがおこなわれていた)で、かなりハードなスケジュールで、その大変さを口にしながらも、山内祐奈がこう言った。

「初日に向けての不安もあるんですけど、5年前の『手つな』の初日とはまったく違う。いまのTIIには安心感と安定感があるなって改めて感じています」

このひとことに5年半の成長が詰まっていた。

結成当初は完全にグループ内での妹的な存在だったが、いつしか、みんな大人になっていった。当時のイメージにはぴったりだった『手つな』公演も、そろそろ窮屈になりはじめていたのかもしれない。

今回はどの演目を披露するのかはシークレットになっていて、初日の幕が開いた瞬間にわかる、という趣向。そのルールは徹底されていて(うっかり漏らしてしまった今村麻莉愛が初日のステージで土下座謝罪する一幕も)、取材中も「大人っぽさを出せる」「新しいTIIをお見せできると思う」といったぼんやりとしたヒントしかもらえなかった。ただ、山下エミリーと山内祐奈の言葉を聞いてしまったら、もうなにを置いても博多に飛んで初日を取材する、という選択肢しかなかった。

そして、幕が開いた。

そこには坂本愛玲菜が立っていた。

彼女のソロパートからスタートする『長い光』。そう、新公演はかつて前田敦子、高橋みなみ、小嶋陽菜らを擁していたAKB48・チームAが初演した『恋愛禁止条例』だった。ファンのあいだでは有名な公演だが、初演はもう14年の前のこと。おそらく令和になってから披露されるのはこれがはじめてになるはずで、ちょっと意外なチョイスだった。いや、もちろんいい意味で。

AUTHOR

小島 和宏


RECOMMENDED おすすめの記事

RELATED 関連する記事