169センチの高身長、八頭身という奇跡的な体型に端正なヴィジュアルから、「AIなのか実在するのか」とたびたび話題を呼ぶ米倉みゆ。レースクイーンにモデル、コスプレイヤー、インフルエンサー、ユニット「めり〜ぽっぴん」での活動など、近年幅広い活躍を見せている彼女に、会社設立の想いとオートサロンへの想いを聞いた。
【写真】八頭身スタイル、米倉みゆの撮りおろしカット【10点】──前回、米倉さんにじっくりインタビューをしたのは約2年前、フリーになって半年の時でした。それが翌2023年に、「株式会社merry.」を立ち上げ、現在も活動の幅を広げ続けています。まず、会社を設立された経緯についてうかがってもいいですか?米倉 merry.はそもそも、私が活動している「めり~ぽっぴん」というユニットの相方・やまだなみと一緒に立ち上げました。歌やダンスのライブ活動や、モデルなど、枠にとらわれずに様々な活動を展開していって、多くの方たちに楽しんでもらえる場を作りたいなと思って始めたんです。
フットワークの面で言えばフリー時代の方が断然軽いのですが、merry.を立ち上げてからは一人じゃできないことも二人でなら出来るので、選択肢が出来たことがよかったですね。例えば、めり~ぽっぴんで学園祭に呼んでいただけたりとか。これは間違いなく一人で活動していたら絶対にできないこと。やりたかったことの幅が、広がっていく瞬間を感じられるのは嬉しいことですね。
──精神面でも変化がありそうです。米倉 そうですね。フリー時代に一人で活動していたときは仕事で失敗したとしても全部後悔しても自分の責任になる。一方、気持ち的にルーズになる部分もあって。それが会社を立ち上げることで、演者としてだけでなく運営側の目線で考えることも必要になったので、「自分がこう思うから」が通じなくなったんです。改めてこの世界で活動する上での意識をもう一度、引き締めてくれましたね。
プラス、近くに相方がいてくれるのがすごく心強い。フリー時代は仕事しても、嬉しいこと、楽しいこと、悲しいこと……全ての感情を誰にも共有できないから、自分の中で全て完結しちゃって、時に寂しくなっていたんです。相方ができてからは、全ての感情を共有できるようになれたので、そこも良かったことですね。
──最近で「やまださんがいて良かった!」としみじみ感じたエピソードはありますか?米倉 そうですね……毎年いただくオートサロンの仕事は、毎回一人で準備して、一人で会場に向かい、仕事を終えて一人で帰っているんです。その繰り返しに、「孤独だなあ」と感じるようになって。しかも、初回は反応をいただけたのですが、だんだんと認知度について伸び悩むようになって、「もっと活躍しなきゃ!」と、プレッシャーも感じ始めるようになったんです。
今年1月開催のオートサロンでは、宿泊先のホテルで「もうダメかも」と思い詰めて、メッチャ泣いていたんです(苦笑)。そんなとき、サプライズで相方が来てくれて、「よね頑張り過ぎだよ」といつものように笑いながら一言くれたんです。そこでやっと、「肩に力入れすぎていたな」と気づけましたし、「ああ、一人じゃなくて良かった」と思えました。