FOLLOW US

UPDATE|2022/10/24

解散目前、26時のマスカレイド・森みはるの心境「ようやく今後を考えられるようになった」

森みはる 撮影/山田健史



──「終わりはみんな一緒にしよう」と決めていたということは、解散の話が出たときから納得はしていた?

森 話が出た瞬間はまだ武道館公演が決まっていなかったこともあって、一番には自分の気持ちが出てきました。「私たちまだ武道館立ってないよ! なのに辞めるの?」と混乱したんです。「その後どうすればいいんだろう」「ニジマスじゃなくなっちゃう」「ファンの人はどうなっちゃうの」とかほかにもたくさん考えが浮かびましたけど、何よりも一番は「私、武道館立ってないのに」と。勝手に解散があるとしても「武道館が決まったときかな」となんとなく思っていたんですよね。みんな武道館を目指していると言っていたし、「このグループなら武道館に立てる」という自信もすごくあったんです。だから、まだ武道館のぶの字も出ていないのに、解散の話が出たときにはパニックでした。

──その後、9月に皆さんは武道館に立ったわけですよね。森さんの気持ちとしては整理がつきましたか?

森 解散が決まったときよりは心の整理もついているし、落ち着いているし、「そういうタイミングだったんだな」と今は冷静に思えます。解散した後のことも「今まで6年間頑張ってきたから、ちょっとゆっくり休んでもいいかな」とも考えられるようになりました。今は何も決まっているわけではないんですけど、休んでいる内に何かやれることが見つかったらそれはそれでいいし、見つからなかったらできることから始めたらいいかな、と思ったり。今までは6年間、グループで活動していたから、卒業とか違うこと始めたりすることは考えられなかったけど、これからは何にでもなれる、何でもできるということが楽しみでもあるんです。私は無趣味だから、今のところ「すごくやりたいこと」がないのだけが少し悩みではあるんですけど、何かが見つかったときにいつでも動き出せるのかもしれないなって思ったら、それはすごく楽しみ。だから今は先のことを考えすぎず、残りの期間をニジマスに集中しようと思えるし、悔いのないようにやり切りたいなと思っています。

──ありがとうございました。最後に、森さんのファンの方に向けて伝えたいことはありますか。

森 今までニジマスとしてこの先の夢や目標を持って生きてきましたが、夢を持っていないといけないというわけでもないのかなと、今は何となく思えるんです。やりたいこと、やりたくないこと、できること、できないこととかを考えたうえで、ちょっとずつできることをやっていこうかなと思っています。けど、いつか絶対にやりたいと思えることができたら、それは人前に出ることなのか、全然違うことなのかは分からないけど、またどこかで輝ければなと思うので、それがみんなに見えるところだとしても、見えないところだとしても「頑張っているんだな」と思っていてくれたらうれしいです。それまでは、やりたいことを探しながら頑張っていく期間にできたらなと思うので、一緒に夢を持って頑張ってくれる人には一緒に頑張ってほしいし、夢がないなと焦っている人も一緒にマイペースに頑張れたらいいなと思います。

(取材・文/山田健史)

▽森みはる(もり・みはる)
1996年10月14日生まれ、兵庫県出身。2016年から26時のマスカレイドのメンバーとして活躍している。
Twitter:@nijimasu_paru
Instagram:miharu_mori
AUTHOR

山田 健史


RECOMMENDED おすすめの記事