“ニジマス”の愛称で知られるアイドルグループ・26時のマスカレイドの森みはるが、2nd写真集『Lastart』（扶桑社）を10月24日に発売する。同書は、結成当初からグループを支え、メンバー1のファッショニスタとしてたくさんの支持を集める彼女の珠玉の1冊。26時のマスカレイドが10月30日に解散を予定していることから、森にとってはアイドルとしてのラスト写真集でもある。彼女の出身地である神戸で撮影されたという今作の見どころや心境、幼少期の思い出などを森に語ってもらった。（前後編の前編）
【写真】透き通りそうなほどの美貌、森みはるの撮りおろしカット【10点】──2nd写真集ですが、1st写真集を出した時点で次回作への思いはありましたか？森 1st写真集まではまさか自分の人生に写真集の機会があると思っていなくて。出したいと思ったこと自体あまりなかったし、言ったこともなかったので、当時はすごくびっくりしました。もちろんうれしかったし撮影もすごく楽しかったんですけど、「もっとこうすればよかったな」という反省点もあったので、「またやりたいな」とは思っていました。
──「もっとこうすればよかった」部分とはたとえば？森 見た目を整えていく過程で、前回は何も分からず「とにかく水着を着られる体にしなきゃ」とジムに行きすぎてしまって、腹筋をバキバキにしてしまったんです（笑）。だから今回はジムにも行きつつ、キックボクシングやピラティスで女性らしいインナーマッスルやしなやかな体を作れるように頑張りしました。でも結局、自分の元々の体質でお腹に筋肉がつきやすいみたいで、鍛えるつもりはなくても結局バキバキになってしまって（笑）。ただ、今回は色々考えた上でのことなので、同じバキバキではあっても「自分ってそういうもんなんだな」ということが分かったので、後悔とかはないです。
──撮影そのものはいかがでしたか？森 撮影のチームが温かくて、とにかく楽しかったです。初めてじゃないから緊張もしなかったし、撮影しているというよりずっと遊んでいるみたいな感覚でした（笑）。撮影地が地元だったこともあって、知っている場所や懐かしい場所で「落ち着くな」と感じているところも表情に出ているんじゃないかなと思います。でも意外と全然覚えてないところとかもあって……連れて行ってもらっといて、「懐かしくないな」みたいな（笑）。まあ、それはそれで地元の知らないところを知ることができて楽しかったです。
──もちろん懐かしい場面もあったんですよね？森 撮ってはないんですけど実家の前とか、小学校、幼稚園にも行きました。小学校の近くでは撮影もしたんですが、懐かしい場所が近くに多かったので「ちょっと寄ってください」と時間をもらったりしてうれしかったですね。あとは昔よく行っていた公園に当時はなかった遊具ができていて、スタッフさんも一緒になって遊んで楽しかったです。そこが一番疲れました（笑）。
──地元にいた頃、森さんはどんな子どもだったんですか？森 私は末っ子なので、年上の子たちに混ざって遊ぶことが多かったですね。わりと運動神経は良かったし活発でした。でも人見知りでもあったので、幼稚園の発表会とかで前に出て1人で喋らなきゃいけないときとかはすっごく声が小さくて、何にも聞こえないくらい（笑）。人前に立てるような子どもではなかったです。
──それが今ではアイドルとして堂々と人前に立っていますよね。森 “ニジマスの森みはる”として人と会うときは人見知りしないんですが、プライベートで誰かとお話をするのはすごく苦手です。ファンの方は初めましてでも私のことを知っているし、私のことを好きで来てくれているから、安心感があるうえに向こうからたくさんしゃべってくれたりするから大丈夫なんですよね（笑）。
──友達の友達と一緒に遊ぶとかそういうシチュエーションは？森 それ、結構きついです（笑）。友達がいればまだ大丈夫なんですけど、初めましての人と2人っきりとかになるような場面は、前日ぐらいから「明日初めて会うんだ……」「何話せばいいんだろう」「つまらないやつって思われないかな」とか色々考えちゃうので、結構疲れちゃいますね。
>>後編は
こちら（取材・文／山田健史）
▽森みはる（もり・みはる）1996年10月14日生まれ、兵庫県出身。2016年から26時のマスカレイドのメンバーとして活躍している。
Twitter：@nijimasu_paru
Instagram：miharu_mori
