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UPDATE|2022/10/08

アイドルオタクを熱演・松村沙友理、元乃木坂46が語る『推し武道』の尊さ

松村沙友理 撮影/千葉タイチ

マイナー地下アイドルChamJamと彼女たちを全力で応援する熱狂的ファンの姿を熱く、切なく、尊く描くドルオタ青春コメディドラマ『推しが武道館いってくれたら死ぬ』(ABCテレビ)。主人公のアイドルオタク・えりぴよを演じるのは、元乃木坂46の松村沙友理だ。今回、そんな松村に乃木坂46時代を振り返ってもらいながらドラマへの意気込みを聞いた。

【写真】ドラマで熱狂的なアイドルオタクを演じた松村沙友理 撮り下ろし写真【4点】

──えりぴよを演じるにあたって、役作りで心がけたことはありますか?

松村 えりぴよの「人間らしさ」がいいなと思っていたので、声を作りすぎないように心がけました。それと、監督には「さゆりんごが出たら注意してください」と話したんです。グループ時代の自分に近い環境のドラマだから、ふとした時に「さゆりんご」が出てしまいそうで(笑)。あとは特別な役作りをしたわけではなく、オタク仲間役のジャンボ(たかお)さんや豊田(裕大)さんと話していくなかで、自分がえりぴよになっていった気がします。2次元の作品が実写化されることは多いけど、私は2次元の作品と3次元の作品が同じ世界線にないと思っているんです。だから、性格や考え方は寄せても、ビジュアルを寄せようとはそこまで考えてません。えりぴよのコスプレにはしたくないんです。

──熱量の高さはどうですか?

松村 推しに対する熱量の高さが作品の魅力につながっていると思うので、そこは近づけたいと思いました。

──グループ時代、ファンの方から熱量の高さを感じることはありましたか?

松村 はい! コロナ前は、ライブでコールがあったじゃないですか。あの声を聞くとうれしくなりました。今回のドラマを通して、ファンの方たちの苦労が改めてわかったんです。待ち時間が長いし、グッズの準備もしなきゃいけない。アイドルは「与えられる」ことが多いけど、ファンの方たちはチケットを取ることから始まって能動的に動いてるじゃないですか。しかも、会社や学校もあるわけで。応援してもらえるってすごいことなんだ、と改めて感じました。ファンの方たちに感謝したいです。


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