■新木さくら(LinQ)
地方のアイドルにとって、TIFは全国のアイドルファンに認知してもらえる機会でもある。福岡を拠点に全国、海外に活動を広げるアイドルグループ「LinQ」にとって、2012年に初参加して以降、重要なイベントだった。
8月20日のライブをもってグループから卒業するグループのエース、新木さくらにとってもTIFは思い出深い場所だという。「一番覚えているのは2014年、初めてTIFに参加したときです。当時は大人数のLinQで参加し、移動も大変でしたし、ライブも迫力があり、特典会などは私服でやったこともいまだに覚えています。2015年にはガンダム前の広場でライブをしたんですが、めちゃくちゃ人が多くて。会場が一つになるとはこういうことなんだなとわかりました」
今年のステージについて「本番が始まる前に円陣で『これが最後やね』とみんなから言われたんですけど、全然実感がなくて。ステージに立ったら湧くのかなと思っていたんですけれど、毎年のTIFと同じように最高に楽しんでしまっていました(笑)」「遠くの方にいつも来てくださるLinQのファンの方が見えたので、TIF最後の新木さくらをしっかり焼き付けてもらおうと、アピールもたくさんしました」と振り返った。
そんな彼女のラストTIF、最後に歌われた曲は『祭りの夜〜君を好きになった日〜』だった。「昔の曲なんですけど、ステージから見えるペンライトがたくさんで、本当に綺麗な景色で感動しました。ラストにふさわしかったなと感じました」