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UPDATE|2022/08/14

欠席相次ぎ課題も浮き彫りに、3年ぶりの夏開催もコロナの影響を感じたTIF2022

センターを欠きつつ、熱いステージを見せた≠ME

8月5日から7日にかけてお台場で行われた世界最大のアイドルフェス「TOKYO IDOL FESTIVAL」(以下、TIF)。3年ぶりの夏開催となったものの、新型コロナウイルスの影響があちらこちらに見られたTIFだった。

【写真】メンバーを欠いた状態でも最高のパフォーマンスを見せたOCHA NORMA

まず「NGT48」「BEYOOOOONDS」「BiSH」など、メンバーの新型コロナウイルス感染で出演中止となるグループが相次いだ。出演前日に中止が発表されるグループもあり、お目当てのアイドルのライブが突然見られなくなったファンは気の毒だった。

また出演中止にならないまでも、TIF初出場となる「OCHA NORMA」はメンバーの西崎美空が出演ならず、同じく初出場「Juice=Juice」も井上玲音と工藤由愛が欠席。「≠ME」はセンターを務める冨田菜々風が欠席とメンバーが欠けた状態で出演したグループもいた。それでも万全ではない中、各グループはそれぞれが熱いステージを披露していた。

アイドル以外にも、6日の「アイドルマスター シャイニーカラーズ」ステージでは、黛冬優子役の幸村恵理、緋田美琴役の山根綺と、5人中2人の声優が欠席した。TIFに出演した声優に限らず、現在多くの声優のコロナ感染がニュースになっている。

声が商売道具で、他の職業に比べてもウイルス対策には気を遣う声優ですら感染が増加しているのだから、グループでの行動も多いアイドルから感染者が増えるのも仕方のない面がある。アイドルフェスに限らず、コロナ禍の音楽イベントではこうした状況は今後しばらく続くだろう。万全の状況で推しが見られたら幸運くらいの心持ちが必要なのかもしれない。

出演者や関係者のほか、メディア関係者にも取材前には毎日、抗体検査が義務付けられた。会場では常時マスク着用で、コールなどの声出しにジャンプも禁止だった。野外のステージ「スマイルガーデン」では、ステージの合間には繰り返し注意喚起のアナウンスがあった。それでも中には声を出す不届きな輩がいたものの、多くのアイドルファンはルールを遵守して、久々の夏のTIFを楽しんでいた。

AUTHOR

徳重 龍徳


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