──ご家族も最近の活躍を喜ばれているんじゃないですか?
雪平 噂によると、表紙を飾りだしてから親戚周りも私の仕事に気づきはじめたみたいで(笑)。私の出身地は愛知県豊田市の田舎で、どうも芸能界のことは疎くなってしまうんですよね。なので、最初グラビア=露出の高いお仕事と思われて、家族も心配していた部分があったんですよ。それが今、少しずつ知名度が上がってきて、周りからも「すごいね」って言われるようになってから、すごく応援してくれるようになりました。表紙を飾った雑誌は必ず買ってくれていますし、生放送の競馬番組に出演した時はリアルタイムで観てくれたみたいで、すごく喜んでくれました。それはすごく嬉しかったですね。
──こうして現在進行形で環境が大きく変わる中、OLの頃から変った部分と今も変わらない部分はありますか?
雪平 今のお仕事で求められる雪平莉左はどこか“ミステリアスでクールな雪平莉左”な部分があったんです。でも元の性格はずっと変わっていないので、こうした取材の機会を通してプライベートな部分や自分の性格もファンの方に知っていただけるようになり、話すと「本当はこういうところがあるんだね」と受け入れてもらえるのはすごい嬉しいですね。
──素が嬉しい、なんですね。自分でカッチリと身構えていたものが少しずつ崩れていくと、嫌だなという感情になる人もいるかなと思っていたので。
雪平 徐々に、上手くキャラと素が混ざり合っていくのが一番いいのかなって。最近ではInstagramでライブ配信するようになったのですが、コメントを見ると「話すとグラビアのときと印象が全然違う」というものも多くて。最初はそのギャップがみなさんにとって良いのか悪いのかが掴めなかったので、ライブ配信に積極的ではなかったんですけど、「YouTubeを始めてほしい」「ライブ配信を増やしてほしい」という声もいただくようになって、素の感じも好きでいてくれているんだなという安心感が持てたので配信頻度も高くなってきました。
──これからは「素の雪平莉左」で魅せていく機会がもっと増えていくのかもしれませんね。
雪平 写真集でもたくさんの素の部分が出た写真があるので、これからはグラビアでもミステリアスではない一面を出す機会も増えていくのかもしれません。でも、そうした変化を常に楽しめる私でいたいなと思いますね。
(取材・文/田口俊輔)
▽雪平莉左(ゆきひら・りさ)
1994年 6月 17日生まれ、愛知県出身。
2020年8月の東京カレンダー「東京プールラバー2020」掲載をきっかけに、グラビアやバラエティなどで活躍。“バスる美女”や“グラビア界の新星”との呼び声も高い。
Twitter:@risa_yukihira
Instagram:risa_yukihira