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UPDATE|2022/02/19

肌の露出を理由に仕事が減ることも…似鳥沙也加がそれでもインスタグラビアを続けるワケ

似鳥沙也加/撮影:飯酒盃智明



──伝えたいこととは?

似鳥 例えば「楽に生きられる方法は、意外とたくさんあるんだよ」ってこととか。私も生きづらさを感じやすいタイプなので、同じように悩んでいる人たちに何かしてあげられないかなぁとは、すごく考えますね。「じゃあ、生きるのやめよう」とは思わないでほしいので。あと、私は学校に通えなかった時期がとても辛かったので、今、学校に行けずに悩んでいる子たちを支えてあげたいなって思いもあります。

──話を聞いてくれる人、寄り添ってくれる人がいるだけで、だいぶ気持ちは救われると思います。

似鳥 そうですよね。私は親にも相談できず、何とかUVERworldさんの歌詞に救われてきましたが、自分に寄り添ってくれる言葉に出会えない子もいるはず。そういう子たちに、直接、救いの手を差し伸べられる存在になりたいですね。ただ「辛かったら学校なんて行かなくていいよ」とは、100%言い切れない自分もいるんです。私が高校を卒業できなかったことを後悔しているから。

──学歴が全てじゃないにしても、学歴によっては、できることが制限される場合もありますもんね。

似鳥 私も、高校を卒業していないために諦めたアルバイトがいくつかありました。そう言われると「じゃあどうすればいいの?」と戸惑ってしまう子もいるだろうけど、どんな形であれ、今を全力で頑張る気持ちだけは失わないでほしくて。私は中学生の頃、保健室登校ではありましたが、勉強だけは頑張った自負があるんです。そのおかげで、今になって過去を振り返ったとき「あの頃、教室に通えなかったなぁ」とネガティブに思うのではなく「全力で頑張っていたなぁ」と、前向きに捉えられているんですね。全部完璧じゃなくても大丈夫だってことは、知っておいてほしいな。

AUTHOR

とり


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