FOLLOW US

UPDATE|2021/12/24

あの日、そこに「でべそ」があった…HKT48・10周年記念公演、客席からは分からない10年目の真実

HKT48「HKT48劇場 10周年記念特別公演」(C)Mercury



ちなみに両日とも、最後の挨拶は1期生の松岡菜摘が担当したのだが「事前に考えていっても、どうせうまく話せないだろうなと思ったので、本当にその場で頭に浮かんだことをしゃべりました。だから、ほとんど素の感情ですよ」と聞いて驚いた。初日の挨拶では「HKT48はもっともっと上に行けるはず」と現状に悔しさを滲ませたが、素の感情ならではの激白だった、ということになる。

6期生オーディション、そして2022年4月にスタートするライブツアーもこの公演で発表され、HKT48は11年目の大きな一歩を踏み出した。

終演後、この日をもって撤去される「でべそ」を惜しむかのように、1期生はずーっと、そこから動こうとしなかった。気がつくと、後輩たちが1期生たちにサインをもとめて、でべその周りを囲む、という10周年ならではの光景がそこに広がっていた。

そして、その輪の中心にいた村重杏奈も12月27日をもってHKT48を卒業する。

変わる時代、変わる風景、変わる未来。

2021年はHKT48にとって、本当に忘れられない1年となった――。

【あわせて読む】HKT48村重杏奈が語る卒業を決めた理由「タレントとして、帰る場所があるという甘えを断ち切らないと」
AUTHOR

小島 和宏


RECOMMENDED おすすめの記事