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UPDATE|2023/10/23

いじめ・不登校を乗り越えてアイドルへ…ドマレコ・新居歩美「アイドル活動は家族への親孝行」

新居歩美(ドラマチックレコード) 撮影/たむらとも


──ドマレコの立ち上げメンバーに加わり、ステージデビューしてもうすぐ1年になります。活動の手応えはいかがですか?

新居 自分と同じくらいの熱量を持った人たちと前へ進めているのがうれしいです! 例えばメンバー間だと、「この歌詞はこういう感情を表現しよう」とか「ここの振りは腕の角度を全員揃えよう」とか、全員で意見を出し合って楽曲の解像度を上げていっていますし、ちょっとでも空き時間があればパフォーマンスの話をしています。運営さんも戦略を提案してくれたり、すごくいいチームだなと思っています。

──メンバー同士で前向きに意見を出し合えるのは素敵ですね。

新居 ドマレコには、オールマイティに全部できる人がいないんですよ。私は感情表現は得意だけど歌もダンスも苦手で。他にも歌が上手な子、ダンスが上手な子など、それぞれに得意分野があるのでお互いに教え合っています。

──では現在活動は順調に進んでいるわけですね?

新居 それが、最近は自分の実力不足を感じることが増えてしまって。自分が目指す理想像に実力が追いついていないと感じるので、「もっと頑張らなきゃ」というのが率直な今の気持ちです。

──ではここからは、新居さんのアイドルとしてルーツを伺います。そもそも新居さんは幼少期を過ごした香川でのいじめや不登校の経験がアイドルを目指すきっかけになったそうですね?

新居 はい。小学生の頃にいじめに遭い、中学で不登校になり、高校もあまり行けなくて。ずっと部屋に引きこもっていたんですけど、ネットサーフィンをしていた時に偶然でんぱ組.incさんの『WWDBEST』という曲のライブ映像を見つけたんです。私はそれまでアイドルには特に興味はなかったし、そもそもアイドルは「可愛く生まれてきた子が大人数集まってやっているもの」くらいのイメージでした。

でも、その映像を見てめっちゃ泣いちゃって。調べてみたらでんぱ組.incさんにも引きこもりだった方がいたりして、「負のエネルギーがあるからこそ強い輝きを放てるんだ」と感じたんですよね。そして「私が変わる方法ってこれかも!?」と思って自分もアイドルを目指し始めました。
AUTHOR

左藤 豊


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