FOLLOW US

UPDATE|2023/10/01

「ずっと自信がなかった」村山優香、自分を変えてくれた運命の『ウルトラマンデッカー』オーディション

村山優香 撮影/荻原大志

2022年に放映された『ウルトラマンデッカー』でヒロインのキリノイチカを演じ一躍脚光を浴び、その後もドラマ・映画・舞台にコンスタントに出演。同年に『週刊プレイボーイ』で初表紙を飾り、今年4月には1st.写真集『MY~輝く瞳~』を発売するなど、グラビアでも活躍する村山優香。小学5年生で芸能事務所に所属して、今年で芸歴10年目を迎える彼女の軌跡をたどる。

【写真】『ウルトラマンデッカー』ヒロイン・村山優香の撮りおろしカット【10点】

──村山さんがこの世界に入ったきっかけから教えていただけますか?

村山 小学5年生のときに、お母さんと東京に遊びに来ていたタイミングでスカウトされました。それまでは芸能に興味があったわけじゃなくて、パティシエかファッションデザイナーになるのが夢だったし、人前に出るのも大の苦手でした。誰が見ても人見知りというぐらいの人見知り代表で、幼稚園の頃はお母さんと一緒に散歩しているときも、人が怖くて普通に歩けなかったんです(笑)。

──筋金入りですね(笑)。

村山 もうお猿さんみたいにお母さんの足にしがみついて歩いていたらしいです(笑)。知り合いや親戚とすれ違ったときに、お母さんに「挨拶しなさい」と言われても、ずっと黙り込んでしまって。だから家族や親戚には、いまだに芸能活動をやっていることが信じられないと言われますね。

──今話している印象だと、大人しくて人見知りだったとは想像がつかないくらいです。

村山 いつの間にかおしゃべりになっていたし、性格も変わったと言われます。でも映画の舞台挨拶とかだと、人見知りだった頃の自分が出てしまって、本番前は手が震えるぐらい緊張しますよ(笑)。

──スカウトされたとはいえ、よく芸能界に入ろうと決心できましたね。

村山 心のどこかにキラキラした世界で活躍したいというのがあって。というのもファッションが大好きだったので、『ニコ☆プチ』を愛読していて、モデルになりたいと思っていたんです。家族が「興味があるならやりなさい。嫌だったら辞めていいよ」と言ってくれたので、軽い気持ちで始めました。

──最初は俳優志望ではなかったんですね。

村山 事務所に入って、すぐに演技レッスンに呼ばれたんですけど、人見知りだから少人数のレッスンでも苦手で。ましてや台本をその場で読むなんて恥ずかしいから、お芝居にも苦手意識がありました。実際、中学1年生のときに、1年ぐらい活動を休止したんです。でも辞めたら辞めたで、毎日のように「やっぱりお芝居をやりたい」って思うようになって、芸能活動を再開しました。お芝居って深くて難しいからこそ、やりがいも感じていたんですよね。

CREDIT

取材・文/猪口貴裕 撮影/荻原大志


RECOMMENDED おすすめの記事