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UPDATE|2023/03/09

武藤十夢、”約12年”のAKB48人生に終止符「不安もありますが、ここから私は前に進みます」

(C)AKB48


アンコールが開けると『不義理』『ハンパなイケメン』『To be continued.』を披露。チームKの真骨頂であるエネルギッシュなパフォーマンスに、ファンも盛大な「十夢ちゃん!」コールで応え、場内が一つになった。

卒業公演もいよいよクライマックスへ。黒のグラデーションが美しい卒業ドレスに身を包んだ十夢が、自身が辛い時に支えになったという楽曲『あの日の自分』を歌っていると、妹の武藤小麟、同じ12期生の大森美優・佐々木優佳里、そして岩立沙穂・中西智代梨・向井地美音がステージに登場。さらに OGメンバーで同期の田野優花・平田梨奈もサプライズで駆けつけ、十夢の卒業を祝福した。

さらに『草原の奇跡』のイントロが流れると、田口チームKメンバー全員がステージに集結。大号泣する茂木をはじめ、目を潤ませるメンバーたちと代わる代わる抱き合い、十夢を中心に全員で肩を組みながら歌うシーンは、チームKの絆の強さを示していた。

MCの場面では、田野が「来るに決まってるじゃーん!十夢…ほんと綺麗ね〜!」と現役時代と変わらないテンションで十夢に言葉をかけるなど、場内は温かなムードに包まれた。

十夢は「今日は本当にありがとうございます!ちなみになんですけど、みなさん実感湧いてますか?私もまだ湧いてないんだよね〜。いつもは8人で公演を行なってるんですけど、今日はチームK17人全員揃うことができて、とても楽しかったです。今日が最後だと思うと信じられない気持ちなんですが、改めて “あ、昔は本当にポンコツだったな”と思って。この前の卒業コンサートでも、来てくれた卒業生メンバーに“あの十夢がそんなに喋れるの!?大人になったね〜!”みたいな反応をすごくされました(笑)

そんな中でも、ここまで応援してくださったみなさんには感謝してもしきれません。私にとって劇場はホームで、立つのが辛い時もありましたが、不思議とステージに立ってみなさんからたくさんコールをもらうと、終わった頃には元気になっていて…私が元気をあげる側なのにみんなから元気をもらってしまったなぁ…と思った日は何日もありました。

ホームを巣立つというのはちょっと不安もありますが、ここから私は前に進みます。ここで学んだことや経験したことを糧に頑張っていくので、応援してくれたら嬉しいですし、私のホームだった場所にもまた足を運んでもらえたらと思います!最後まで本当にありがとうございました!」とファンに感謝を伝えた。

最後は大島チームKの代表曲『スクラップ&ビルド』を全員で披露。十夢はすべてを出し切った清々しい表情で「最後の曲を終えて実感がちょっと湧いてきた!私、本当に終わりなんだって思って…。でも、こんなに楽しく幸せに卒業できるのは、なんて言うんだろう…最高〜!!AKB48人生は終わりますけど、まだまだ私はこれからなので、応援よろしくお願いします!」と挨拶。

チームKメンバーに対しては「このチームのみんなが仲良くなってくれたら良いチームになるかなと思って、その手伝いができたらいいなと最初から思っていて、今こうやって自分が卒業する時にみんながすごく仲良くなってくれて嬉しいです!本当に良いチームになったなと実感できたので、最後田口チームKでよかったです!これからもみんなのことは見守っているので、何かあったらいつでも連絡してください!」とメッセージを贈った。

チームK魂を後輩に受け継ついだ十夢は、温かな拍手とたくさんの「ありがとう」の声に包まれて、約12年のAKB48人生に幕を閉じた。

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