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UPDATE|2023/02/18

HKT48地頭江音々「頑張ってきてよかった」“順調ではなかった”アイドル活動を振り返る

地頭江音々 撮影/山田健史

HKT48の地頭江音々が、初の写真集『彼女の名前』を1月31日に発売した。これまでに彼女が撮影してきた雑誌のグラビア撮影とはまた違う、自然体な地頭江音々をたっぷり収めた今作は、彼女の地元・宮崎県で撮影が行われ、デビュー以来、走り続けた地頭江の「これまで」、「今」、そして「これからの決意」を改めて伝えている。今回は本作への思いを聞くと共に、アイドルとしてたどった道のりや、最後の1期生を送り出すことを控えたHKT48の今後について、地頭江の胸の内を語ってもらった。

【写真】地頭江音々の撮りおろしカット【15点】

──今回が初の写真集ということですが、雑誌のグラビアなどで行う撮影とは感覚が違うものですか?

地頭江 最初は「格好良く撮らなきゃいけない」「ちゃんと被写体をしなきゃ」とすごく構えていたんです。けど実際の現場は、みんなで美味しいものを食べながら、ロケバスで色々なところに行って、修学旅行みたいな雰囲気ですごく楽しかったので、自然体で撮影できました。雑誌のグラビアなどは、カメラの前でポーズを決めて、アイドル全開で撮っていただくようなことが多かったんですが、写真集では、ちょっとふざけている私だったり、何かを食べているところだったり、しゃべっているところや爆笑しているところと、普段の私のふとした瞬間をたくさん撮っていただきました。最初の構えた私はどこに行ったのかなというくらい自然体だったなと思います。

──地頭江さんが初めてお仕事で写真を撮られた時のことは覚えていますか?

地頭江 プロフィール写真の撮影とグッズの生写真撮影だったと思います。スタッフさんたちから、とにかく先輩の撮影風景を見て学びなさい、と言われていました。その頃から小田彩加ちゃんは「ポーズを撮る時はグーチョキパーでやるといいんだよ」と言っていて、今でもグー、チョキ、パーを使ってポーズをとっているので、最初の基礎って大事なんだなと思いますね。困ったら応用ができるんですよ(笑)。

──最初は先輩を見ながらアイドルとしての振る舞いを学んでいたと思いますが、その後、自分らしいキャラクターやアイドル像を見つけていったタイミングなどはありますか?

地頭江 自分ではあまり感じません。HKT48は『HKT48ファミリー』という曲もあるくらい家族のような雰囲気で、みんなが自然体でいるのが普通なんです。だから私も、本当に自分のままな感じがします。

──アイドルとして生きたこれまでの人生は、振り返ってみていかがですか?

地頭江 小学生の頃にAKB48さんを知って、「アイドルになりたい」というよりも、「仲間に入りたい」という感覚がありました。これまでの人生は、自分で選択してきたというより、身を委ねてきたところがありましたが、今になってやっと、HKT48に入る前にやりたかったようなことができているなと思います。最初にSKE48さんのオーディションを辞退して、HKT48に入るきっかけになったのは母なんですが、「遠くには行かせてあげられないから、福岡でオーディションがあるんだったら、それは絶対に受けさせてあげる」という約束をしたんです。

HKT48のオーディションはすぐに始まったんですが、震災で少し延期になっていました。HKT48に入ってからは、すぐに選抜に選んでいただいたんですが、そこから3、4年選抜に戻れなくて、やっと選抜に入ったと思ったら、2、3年コロナで活動できなくなって……。「これから」という時にいつも何かがあるので、順調とはいかなかったですね。でも、だからこそ今回のように写真集が実現したりした時に、ファンの方をはじめ、うれしいと思ってくださる方がすごく多いんです。頑張ってきてよかったなと思います。

CREDIT

取材・文・撮影/山田健史


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