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UPDATE|2022/10/07

「あのツインテールは誰?」SNSで話題に・AKB48新センター千葉恵里の覚悟

千葉恵里 撮影/荻原大志


「沖縄でのMV撮影でセンターに立って踊ってみても、『自分はセンターなんだ』と思いはするけど、実感はなくて。でも、歌番組に出演させていただくと、表情を抜かれる回数も多いですから。そうなると、反響も増えて、実感するようになりました。エゴサが楽しくなりました(笑)」

何をするにしても、千葉はエゴサーチを欠かさない。今回ばかりは「いくらスクロールしても無限に(自分に関するツイートが)出てきた」という。それがセンターになるということだ。個人アカウントのフォロワー数は数千人も伸びた。

かといって、気負ってもいない。自分の顔と名前を売る大チャンスを摑んだというのに、歌番組出演の前日に顔写真をつけてツイートする程度。もっとしゃかりきになってもよさそうなものだが、肩の力が抜けているのが千葉らしい。

「自分の中身を知ってほしい」

そう語る新センターだが、では肝心の中身はどんな子なのか。AKB48グループ総監督の向井地美音はこう語る。

「まずは圧倒的な顔。そして、スタイルのよさです。お人形さんみたいにかわいい。なのに、中身が変。人の歯と歯茎をチェックするのが好きだったり(笑)。そのギャップがたまりません。話してみると、人間味があることがわかるんです」

顔が小さく、手足も長い。トレードマークはツインテール。どこから見てもアイドル然としたルックである。しかしながら、それだけで人気が出る世界ではない。向井地は続ける。

「小学校の頃から見ていますけど、女子力がかなり上がりました。その成長ぶりもアイドルとして強味です。以前は雑にうどんを食べていたイメージが強いんですけど(笑)、そんな子がセンターにまで上り詰めた。そんなストーリーを見せてくれているところもファンは推せるんでしょうね」

千葉本人に性格を分析してもらったところ、「思ったことをズバズバ言ってしまいます。メンバーからはサバサバしてるねって言われます」という。

2018年、AKB48グループは韓国のオーディション番組「PRODUCE48(プデュ)」に参加した。希望者が韓国での合宿に参加し、幾多の難関をクリアして、新グループのメンバーとしてデビューできるという企画だった。これがのちのIZ*ONEである。このオーディションに千葉も参加した。

「あのときはまだ中学生でした。どんな企画なのか、具体的なことはわからずにルンルン気分で韓国に行ったら、ケータイを没収されて。『どういうこと?』と思っているうちにサバイバル生活が始まりました。睡眠時間を割いて、練習する毎日でした。韓国ではそれが当たり前なんです。中学生なのに、よく耐えたと思います。」

思ったことを口に出してしまう性格ゆえに、番組中に「(ダンスが難しくて)無理です」と発言してしまい、視聴者は「だったらなぜ参加したのか?」と色めき立った。

だが、この発言で注目を浴びることになり、結果的にファンを増やすことになった。

AUTHOR

犬飼 華


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