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UPDATE|2022/07/09

グラビア界から注目・黒嵜菜々子の人生を決めた30分「迷うくらいなら絶対やった方が良い」

黒嵜菜々子 撮影/荻原大志



──黒嵜さんの野球好きは、ファンの誰もが知るところですよね。とはいえ、それほど野球が大好きな黒嵜さんが、なぜマネージャーを辞めてまでアイドルに?

黒嵜 私、小学5年生のときに受けた『第6回sho-comiプリンセスオーディション』(小学館発行の漫画誌『Sho-Comi』で開催されていたオーディション)でグランプリに選ばれて、しばらく芸能活動をしていた時期があったんですよ。でも、中学3年生の頃に「やっぱり私は野球が好きだ」と思って、一度芸能界から離れたんですね。高校1年生のときは、野球部のマネージャーを頑張りつつ、同級生の女の子たちと普通のJKライフを送っていました。ただ、雑誌やテレビで流れるCMを見ていると、再び芸能界への憧れが強くなってきて……。

──そもそも最初に『Sho-Comi』のオーディションを受けたきっかけは何だったんです?

黒嵜 それは、お母さんが勝手に履歴書を送ったんです(笑)。私は、普通にその漫画誌を読んでいただけだったのに、「菜々子、そこ立ってみて」とお母さんに言われるがまま写真を撮られて、知らぬ間に書類選考を通過していて。お母さんも、まさか通るとは思っていなかったみたいですけど。

──スゴいじゃないですか!

黒嵜 いやいや。何も聞かされていないまま、会場でオーディションを受けさせられたんですよ? 演技にダンス、自己PR、写真撮影を何とかやり切って、わけも分からぬままグランプリをいただきました。まだ子どもでしたし、芸能活動をしていたと言っても部活感覚でしたね。そんな私が、本気で芸能活動を頑張りたいと思えるようになったのは、小学6年生の頃に出演させてもらったとあるドラマでの経験が大きいです。有名な俳優さんと共演させていただいて「私もこんな人になりたい」と、強く感じたんです。

──具体的に、その人のどんな部分に憧れたんです?

黒嵜 今となっては当たり前ですが、現場でその俳優さんが「おはようございます!」「お疲れさまです!」とハキハキ挨拶している姿がとても魅力的だったんですよ。普段はほんわかしているのに、お芝居に入った瞬間キリッとするのもカッコよくて。スゴく憧れましたね。まぁ、そのあとしばらくして、野球部のマネージャーになるために芸能界を離れてしまうんですけど。

──でもまた芸能界に戻ってきたわけじゃないですか。今も、将来の目標は女優さんなんですよね? 芸能活動再開にアイドルの道を選んだのはどうしてなんですか?

黒嵜 前に芸能活動をやっていたときに、一度、ステージで歌と踊りを披露したんですよ。正直、得意なジャンルではなかったんですけど、ステージのあと、ファンの方に褒めてもらえたのがうれしかったんです。私、褒められると伸びちゃうタイプだから(笑)。また歌とダンスでファンの方を笑顔にできるなら、それで褒めてもらえるのなら、私もみんなもハッピーだし、ウィンウィンじゃん?と思ったんです。それで、ちょうどニジマス(26時のマスカレイド)さんの新メンバーオーディションを見つけたので、受けてみたんですよね。

CREDIT

取材・文/とり 撮影/荻原大志


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