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UPDATE|2022/07/09

【グラビア界の美女たち】黒嵜菜々子の“たゆたう”魅力「グラビアいやいや期もあったけど、出会いは宝」

黒嵜菜々子 撮影/荻原大志



たった1年前だというのに、遠い昔の出来事に感じる口ぶり。自分ごとのようで、自分ごとじゃないような。じっくり話を聞いていると、自身のグラビアに対して、不思議な距離感を持っている印象を受けた。実際、グラビアを見て「自分じゃないみたいです」と語る女の子は多いし、距離感のある話し方はさほど珍しくもないが、客観的に見てもやはり、目の前の少女と写真に写る少女の距離は開いている気がする。

「写真の印象だけだと、『クールそう』『喋ったら怖そう』『近寄りがたそう』と言われることが多いですね。意識しているわけじゃないけど、多分、すまし顔が得意なんだと思います。つい無意識的のうちにやっちゃっていますね。だから最近は、もっといろんな表情が出せるよう頑張っているんですよ。

ただ、喋ると『話しやすいね』『意外とおバカだね』と言われます(笑)。うふふ。やっぱり、グラビアと実物とでギャップがあるみたいですね。自分のグラビアを見てどう思うか、ですか? 最初のうちは『おぉ〜、いい感じ〜』と深く考えずに満足していたのが、だんだん出させていただくたびに課題が見つかるようになってきましたね。表情、ポージング、それに体づくり。今では、細かいところまで気になって仕方がないです。

グラビアを始めてから、毎日腹筋をするようになったんですよ。理想的なスタイルの女の子のSNSを見て、モチベをあげています。『私もあんなお腹になりたいな』って。それにヒップアップも欠かせません。お腹はある程度細くなったと思うので、次はお尻を魅力的にすることが目標ですね」

本物か、幻か。グラビアは、リアルとファンタジーの狭間で、うまい具合に読者を惑わせてくる。妄想に耽ったり、女の子の表情に思いを馳せたり。その不透明さが面白い。というのはただの読者の感想。当の女の子からすれば、それは幻でもファンタジーでもなく、シンプルな現実問題だ(そのうえで幻想的に感じる場合もあるのだろうが)。

どうすればもっと多くの人に見てもらえるだろう。どうすれば満足のいくグラビアになるのだろう。グラビアを続けていると悩みは尽きないだろうし、きっとそこに正解はない。それでも自分という人間を見つめ、タレントとしてどう活動していきたいかを具体的に見据え、試行錯誤を続けていれば、結果的にグラビアにも活きてくるはず。

「一度、掲載されたグラビアがニュースになったとき、胸が痛むようなコメントをたくさん書かれてしまったんです。スゴくショックでした。言ってもまだ高校生だし、グラビアをやらない方がいいのかなとか、いろいろ考え込んでしまって。その時期は、いっとき“グラビアいやいや期”になっていましたね。

でも、ヒドイことを言う人以上に、応援してくださる声の方が多かったから。『グラビア良かったよ』『次も楽しみにしているね』。そう言ってくださる方の声に耳を傾けた方が絶対に良いと気付いてから、急激にメンタルが強くなったんです。もっとグラビアを頑張りたい。今は、まだまだ続けていきたい気持ちでいっぱいです」

AUTHOR

とり


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