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UPDATE|2022/06/28

結婚出産、大学入学…和希沙也から倉本清子へ、選んだ“新しい人生”「ひっそりとできれば十分」

2019年に和希沙也から改名した倉本清子 撮影/荻原大志



──情報があふれる今は、何か調べるとネガティブな情報を読んで逆に心配を募らせるケースが増えていますよね。ただ周囲に相談する人がいないと、ネットしか頼れないこともありますし、難しさを感じます。

倉本 私が恵まれていたのは、相談する友達もいたし、そのとき住んでいたマンションで一人暮らしをされていたおばあちゃんと仲良くなって。そのおばあちゃんに「子どもは私が遊んでいてあげるからちょっと休んだら」と言ってもらえて、すごく助けられました。やっぱり人との繋がりはすごく大事。育児放棄はよくないことですけれど、本当にちょっとしたボタンの掛け違いで起きてしまうし、他人事ではないとも思っています。

──友達の話が出ましたが、倉本さんのブログには頻繁に安めぐみさんが登場しますよね。

倉本 登場しすぎて、読んでいる人には安さん以外に友達がいないと思われているだろうなと思います(笑)。実際に安さんとしか会ってない時期もあって、子ども同士もすごく仲が良くて、本当に助けてもらっています。知り合ったのが24歳の頃で、そこからずっと月1ペースで会い続けています。最近はコロナになって悲しいニュースも多いので「頑張ってお互い生きようね」とLINEを送り合っています(笑)。

──俳優業のほかに、昨年出演されたテレビ番組の中で小説家を目指すと発言されていました。当時は2021年末までに処女作を発表するとしていましたが、進捗はどうでしょうか?

倉本 実はまだ執筆中なんです(笑)。1回出来上がったものを事務所に見せ、訂正が戻っているのですが、それを直す時間が本当に取れなくて……。1週間ぐらい自分だけの時間があったらたぶん書けるんですけど、取れて1日2時間程度なんですよね。ただ、書くこと自体は楽しくて楽しくてしょうがないです。ないものを作り出すことはとても大変ですけど、色々なことを考えるし、書くために映画も観るし、本も読むし……すごくいいんです。原稿も、映画の公開までには書き上げます! 

──小説はどんな内容なのでしょうか?

倉本 高校生の話です。SNSがある学生時代を私は経験してないですけど、今の高校生って生きづらいだろうなと思うんです。その中で葛藤する、うまく生きられない主人公を描いています。

──確かに、倉本さんがテレビに一番出演している頃はSNSの影響力は今ほどではありませんでしたね。

倉本 私はSNSのある今の時代のテレビには怖くて出られないです。それに、画質もすっごく良くなっているので、今もテレビに出ている友達は「隠しても、隠しているのが見る人に分かっちゃうから、本当に大変」だと言っていました。私自身、SNSはインスタグラムをやっていますが、全然更新していないですし(笑)、ブログがちょうどよいです。ブログも見たい人だけに見てもらえればもういいなと思っているんですよね。前面に出たいわけじゃないし、ひっそりとできれば十分だなと思っています。

──ちなみに、ミスマガジンの同期の中川翔子さんが約10年ぶりの水着写真集を発売されましたが、倉本さんはいかがですか?

倉本 そうなんだ、すごい! でもしょこたんはずっと可愛いから大丈夫ですね。私は……水着でないグラビアでなら(笑)。でも、誰も見たがらないんじゃないかなあ?

(取材・文/徳重龍徳)

▽倉本清子(くらもと・さやこ)
1983年7月23日生まれ、滋賀県出身。O型。160センチ。2002年、「ミスマガジン2002」のグランプリに選出される。以降『最高の離婚』、『坂道の家』、『ワイルド・ヒーローズ』、『悪魔とラブソング』などのドラマや『ST赤と白の捜査ファイル』、『殺る女』等の映画や舞台で活躍中。
Instagram:sayako_kuramoto
CREDIT

取材・文/徳重龍徳 撮影/荻原大志


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