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UPDATE|2022/03/27

特撮敵幹部に抜擢・宮崎あみさ、女優としての第一歩「恥ずかしがる方がもっと恥ずかしい」

宮崎あみさ 撮影/松山勇樹



──演じる上で、何が苦手だなと思いました?

宮崎 自分が出せないことです。私本当に自分に自信がないから、演じていると恥ずかしくなってしまうんですよ。恥が捨てられないから声も小さくなっちゃうし、全然自分も出せなっちゃう。オーディションの時も恥ずかしくなっちゃって、100%の力が出せなかったんですよ。

──その恥ずかしさは改善できました?

宮崎 『ドンブラザーズ』の撮影に入る前に、みんなで顔合わせも兼ねて演技する時間があったんです。そこで共演者の方々はもう恥とか何もなくて全力で演技していて。そこで「ここで恥ずかしがる方がもっと恥ずかしいな」と思えたんですよね。みんなのおかげで少しずつだけど克服できそうです。

──何か自分なりにコツを掴めたのでしょうか?

宮崎 恥ずかしくなりそうになったときは「もうどうにでもなれ! 私、ソノニだから。宮崎あみさじゃないから!」という気持ちになると、スッと演技に集中できています。けど、何かとこう意識しないと自分が出てきそうになるので大変です(笑)。

──ソノニは、一体どのようなキャラクターなのですか?

宮崎 う~ん……実は、謎だらけで。まだ全然今の撮影段階では、謎に満ち溢れすぎている子なんですよ。

──演じる宮崎さんもその実体がまだ掴めていないんですね。


宮崎 はい。ただ、ソノニの初登場シーンの台本に「妖艶な女」と書いてあったんですよ。なので……妖艶なのは間違いありません。私が妖艶さを出せているかは分かりませんが(笑)。他にもいただいた設定資料の中に「人間の“恋愛”たるものに興味を持つ」と書いてあって。脳人の3人は、感情を持っていない結構冷たいキャラクターで、だから人間の持っている「欲望」に興味があるんですよ。それがソノニの場合「恋愛」なんですよ。私的には妖艶ではありつつ、中身は可愛い子なのかなあって。

──なるほど。

宮崎 恋愛に興味がある女の子って、可愛くありませんか? 話が進むたびに、だんだんとソノニの可愛らしい部分が出てくるんじゃないかな? って勝手に想像しては、勝手に楽しみにしています。

CREDIT

取材・文/田口俊輔 撮影/松山勇樹


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