──それもれっきとした行動ですよ。とはいえ最初の方の投稿は、インスタグラビアではなく、美容院のサロンモデルの写真が多めですね。
似鳥 サロンモデルは、インスタグラムをはじめる前からやっていたんです。美容院で「写真、撮らせてもらってもいいですか?」と言われて、うまく断りきれなくて……。撮ってもらったデータは「使い道がないのでいりません」と毎回受け取っていなかったのですが、インスタグラムに載せたらお店の宣伝になると聞いて、じゃあ載せてみようかなって。
──そこから、どうインスタグラビアに繋がっていくのでしょうか?
似鳥 私、子どもの頃からグラビアアイドルさんが好きだったんですよ。特に吉木りささんが好きで、色っぽい女性に憧れがあったんですね。せっかくサロンモデルをやるんだったら、私も楽しめる方法で撮ってもらいたい。そう思ったとき、ちょうど「エロカッコいい作品が好きだ」って美容師さんと出会えたので、「ちょっとグラビアっぽく撮ってみませんか?」と提案をしてみたんですよ。そしたら、その美容師の方も話に乗ってくださって。ヘアアレンジはもちろんのこと、ファッションから表情まで、細かくこだわった写真をたくさん撮っていただくようになったんですよね。
──グラビア風に演出されたサロンモデルですか。面白い発想ですね。
似鳥 最初のうちは、ほかのサロンモデルの方から批判メッセージも届きましたよ。「サロンモデルが肌を見せるって、おかしくないですか?」って。でも私は、サロンモデルでお金をもらったことは一度もなかったですし、純粋に、いい写真を残したい気持ちでお願いしていただけなので。ただ撮ってもらうより、大好きなグラビア風に撮ってもらえる方が楽しかったですしね。