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UPDATE|2024/03/08

BiSH解散後 第二の人生…モモコグミカンパニー「まず私は作家でありたい、脚本の勉強もしたい」

モモコグミカンパニー 撮影/西邑泰和



「それぞれ自分の強みを生かして、伸び伸びと活動しているなと感じます。みんなの仕事ぶりを意識してチェックすることはないですけど、やっぱり興味があるので自然と目にしますね。それに、みんなが頑張っている姿を見ると、自分の活動の原動力になるんです」

一人で活動するにあたって、やりたいことリストを作成した。約70項目のリストには、仕事のこともあれば、日常生活のことまで様々あった。

「本当に些細なことが多くて、たとえば目覚ましをかけないで寝るとか、食べたい物を食べるとか(笑)。BiSHのときは大きいライブに合わせて体調管理をしていて、食事はエネルギーになるものしか摂らなかったんです。何を食べたいとかじゃなくて、ライブのために何を食べるかというアスリートみたいな生活をしていたんですよね。だから大好物の生ガキも、食あたりになったら困るので、ずっと封印していました。

あとは人間らしい服装をするというのもありました。BiSH時代は、ほぼジャージで過ごしていたので、部活をやっている学生のような状態。スカートすら穿かなかったんですよね。おしゃれに時間を割くぐらいだったら、BiSHに意味のある仕事に繋がることをやりたかったので、ファッションに限らず、プライベートは本当におざなりでした。だからBiSH解散後、反動でものすごくガーリーな服を着ていた時期もありました」

BiSHの頃は、ピンク、赤、金髪、紫、茶髪、水色など、そのときの気分に合わせて何度も髪の色を変えてきた。おしゃれで染めていたのではなく、毎回、髪の色に勝負をかけていた。その理由を「この仕事は見られることが前提だ。一瞬で誰かの目に留まったほうがいいと私は思っている。BiSHの中で一番小さかったり、髪の毛が明るかったり、そんな外見的な特徴は、私にとってはみんなと自分を差別化できる安心材料だった」と、『解散ノート』に綴っている。

「今は髪の色も落ち着きました。大勢の中で目立つ必要がなくなりましたからね。髪の色を変えていたのは、人と一緒のことが嫌いだったから。みんなが黒髪にするなら、私は金髪にしてやろう、みたいな。そういうことで自我を保っているところがあったんですけど、今は髪も傷むからやめとこうと(笑)」

小説のアイデアは尽きることなく、浮かぶ状態だという。

「まず私は作家でありたいと思っています。今は書きたいことがたくさんあって、ある小説を書いている最中に、種を蒔くように、他のあらすじを書くこともあるんです。オフは音楽を聴きながらお散歩をすることが多いんですが、常にiPadを持ち歩いて、落ち着いて広げられるカフェなどを探し歩いています。

何かを執筆している最中は、暇な時間があっても、羽を広げて遊ぶことができないたちなんですよね。書いている時間も楽しいので、あまりオフとオンの境目がないんです。今後も小説は書き続けますし、作詞も継続してやっていきたい。書き物の新境地として、脚本の勉強もしたいなと思っています」

▽モモコグミカンパニーとマナミによる音楽プロジェクト(momo)
ツアーインフォメーション
(momo)Release Tour どこにもない日 brand new door

会場▶ PENNY LANE24(札幌)
日付▶ 2024/4/18(thu)
時間▶Open 18:00 Start 19:00

会場▶ DRUM LOGOS(福岡)
日付▶ 2024/4/25(thu)
時間▶Open 18:00 Start 19:00

会場▶ LIQUIDROOM(東京)
日付▶ 2024/5/9(thu)
時間▶Open 18:00 Start 19:00

【あわせて読む】モモコグミカンパニーが『解散ノート』を書いた理由「書けなかったら、この世界にいる意味がない」
AUTHOR

猪口 貴裕


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