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UPDATE|2024/03/08

モモコグミカンパニーが『解散ノート』を書いた理由「書けなかったら、この世界にいる意味がない」

モモコグミカンパニー 撮影/西邑泰和


「BiSHは渡辺さんがWACKを立ち上げるのと同時に二人三脚でやってきて、渡辺さんもメンバーの一人のような感覚がありました。大好きな人が世の中から嫌われそうなときって、いろんな感情が渦巻いて。好きだからこそ、その感情は怒りに変わってしまいました。そのときの気持ちや渡辺さんに送ったメールも包み隠さず書きました。

『解散ノート』を本にするにあたって、渡辺さんにも原稿を確認していただいたんです。イギリスに行く飛行機の中で読んでくれたんですが、『俺のことばっかだな』『分かりやすくて面白いと思うよ』と言ってくれて、文春報道のくだりもOKを出してくれました」

一冊になった『解散ノート』を読み返して、書いていたときとは心情に変化があることに気づいた。

「解散ノートを書いているときは、私よりも忙しいメンバーもいるから、自分は全然頑張ってないな、ダメだなと思って、日々を過ごしていたんですよね。でも読み返してみると、全然頑張っているし、そんなに考え過ぎないで、たまには周りの人に身を任せたり、頼ったりしても良かったんじゃないかという考え方になりました。

解散に向けての3年半は、もう戻ってこないし、今の自分とは別物。あの日々を振り返るだけじゃなく、そのときの自分から出た勇気づけられる言葉、メンバーに言われた印象的な言葉などは、人生で落ち込みそうになったときに読み返すと思います」

▽モモコグミカンパニーとマナミによる音楽プロジェクト(momo)
ツアーインフォメーション
(momo)Release Tour どこにもない日 brand new door

会場▶ PENNY LANE24(札幌)
日付▶ 2024/4/18(thu)
時間▶Open 18:00 Start 19:00

会場▶ DRUM LOGOS(福岡)
日付▶ 2024/4/25(thu)
時間▶Open 18:00 Start 19:00

会場▶ LIQUIDROOM(東京)
日付▶ 2024/5/9(thu)
時間▶Open 18:00 Start 19:00

【後編はこちら】BiSH解散後、第二の人生を歩むモモコグミカンパニー「まず私は作家でありたい、脚本の勉強もしたい」
AUTHOR

猪口 貴裕


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