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UPDATE|2024/02/24

注目の若手女優・吉田美月喜、軽い気持ちで踏み入れた世界で見つけた「楽しい」気持ち

吉田美月喜 撮影/たむらとも


──役者を志してこの世界に入ったわけではないんですね。

吉田 そうです、全然考えていませんでした。最初は「経験したことがないからちょっとやってみるか」くらいの軽い気持ちだったんですけど、演技レッスンを受けてみたら自分の中の負けず嫌いな部分が出てきて、だんだん「この仕事で上に行きたい!」と思うようになりました。

──どの現場も楽しかったとのことですが、具体的にどういう部分に楽しさを感じますか?

吉田 このお仕事をしていると自分より年上の方にたくさんお会いするんですけど、大人の方の本気のお話ってすごく勉強になるし、キラキラしているし、かっこいいなって思うんですよね。例えば現場で映画の話をさせていただくと、面白くて楽しくて、自分もこんな人になりたいなって思います。

──大人と関わって刺激を受け、さらに役者として頑張りたい気持ちが大きくなるわけですね。

吉田 はい。だからこそ私は、自分の強みを見つけたいと思っています。自分で「かっこいい」と思える強みを見つけるのが今年の目標ですね。

──今の時点では、自分の強みはまだ見つかっていない?

吉田 そうですね。一緒にお仕事をさせていただいた監督からは「目力が強みだ」と言ってもらえることは多いんですけど。あと、自分の強みになればいいなと思って、つい最近歌とキックボクシングを習い始めました。

──歌とキックボクシングを選んだ理由は?

吉田 ずっと「アクションができる女優さんってかっこいいな」と思っていて、自分もそういうお仕事ができたらな、って。決してプロのようにはできなくても、基礎を分かっていればきっと演じる上でプラスになるはずと思ってキックボクシングを習い始めました。

歌に関しては、去年新国立劇場で『モグラが三千あつまって』という舞台に出演して初めて歌うお仕事をしたのがきっかけです。私は楽譜が読めず、ピアノのどこが「ド」なのかすらも分からないレベルだったんですけど、すごく楽しかったんですよね。なので「これを強みにしたい」と思い、習い始めました。
AUTHOR

左藤 豊


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