「今になって俺もジムに通いながら、格闘技の厳しさとか練習の大切さを学んでいます。彼らは若い頃からずっとこれをやっていたんだなと思うと、今さら急に対等な立場で会話するのは自分でも違和感を覚えるんですよ。ましてや上から目線で先輩面なんてとてもできない。
じゃあどうすればいいのかって考えると、結局は萩原や啓之輔たちに今の実力を認めてもらうしかない。THE OUTSIDERのOGにちゃんと男として認めさせたい。『あいつは弱い』と言われ続けてきたり、散々ネタにされてきたのは自分が原因なんですけどね。練習もしないで聖域に入り、『俺こそ本物の不良だ』なんて恥ずかしい真似をしていたんだから。でも、だからこそ『瓜田ってダサいよな』という見方を自分の力で終わらせたい」
人間は誰しも大人になる。当然、考え方も変わっていく。人一倍熾烈な生き方を貫いてきた瓜田は、遠回りしながらも普遍的な強さにたどり着いたのかもしれない。
「萩原と闘うにあたり、もう今さら興行を盛り上げるために『やるのか、この野郎!』なんて騒ぐ必要はない。ガキみたいに余計なことをギャーギャー言わなくても、試合の中で生き様を見せられると思う。
それにしても毎回毎回、誰と対戦しても下馬評で俺が負けるって言われ続けているのは面白くないですね。ビーベットとか、マジで見るたびにうんざりする。もうそろそろ俺の本当の実力をわからせてやるので、勘違いしているバカどもは目を見開いて試合を観ろって言いたいです」
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