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UPDATE|2023/11/22

Breaking Downは格闘技界にマイナスか?に啓之輔が答える「プラス部分にも目を向けて欲しい」

撮影/たむらとも


「(批判する)魔裟斗さんにしろ、鈴木千裕選手にしろ、悪い面ばかりを見ている気がするんですよ。Breaking Downで格闘技に興味を持つ人だっているし、いいところもあるはずですけどね。Breaking Downがそこらにある不良の格闘技イベントと決定的に違うのは、朝倉末来がCEOをやっていることにあると思う。

 朝倉末来は選手としてもRIZINに上がって、しっかりした実績を残しているじゃないですか。これでトップがテレビマンとかだったら、単なるPV稼ぎのバラエティで終わっていたはずですから」

 今回、啓之輔は作為的に引退を懸けさせられる羽目になったが、それがなかったとしても以前から身の引き方は考えていたという。自分が闘う“必然性”や“物語性”が見出せなくなっているらしい。

「今の自分は完全に指導がメイン。おかげさまでジムからはプロで活躍する選手も出るようになりましたし。今はまだジムにいる若手にボコボコにされることがないから、勘違いして自分もBreaking Downに出ていますけど、ここで上を目指したいとも思えないですしね。だけど応援してくれる人もいるし、今回もやるからには徹底してやりますよ。相手のことは眼中にないし、対策も練っていないですけど」

 ここまで淡々と啓之輔は話すと、「いきなりビンタされた以上、23日は大人の怖さを教えてやらないとね」とニヒルに笑った。

【あわせて読む】“ミスター・アウトサイダー”啓之輔 「そもそもBreakingDownって不良の大会なんですかね?」
AUTHOR

小野田 衛


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