FOLLOW US

UPDATE|2023/11/18

25周年ハロプロ"超"お宝楽曲選「レジェンド共演 豪華カルテットで石川梨華が加えた甘いエッセンス」

DEF.DIVA「好きすぎて バカみたい」Music Video(アップフロントチャンネル)より

25周年を迎え、盛り上がりを見せているハロー!プロジェクト。実に2000曲以上ともいわれる膨大な音楽を創作し続けてきたが、今夏にかつての楽曲のMVを大量にYouTubeのアップフロントチャンネルで公開を始めた。ハロプロ黄金期のアイドルたちの意外な共演や、その後のハロプロを支えたエースたちの若き日も見ることができる。公開された映像と曲の中から、とりわけ貴重なお宝シーンをピックアップしてみたい。

【関連写真】今年行われた後藤真希ワンマンライブの様子

グループを卒業したエースたちが共演、しかもコンサートなどでの一時的なものではなくちゃんとユニット名義でCDもリリースしてくれるという、ファンにとっては贅沢づくしのカルテットがかつて存在した。
 
その『DEF.DIVA』は後藤真希・松浦亜弥・安倍なつみ・石川梨華の4人で活動。05年にリリースした『好きすぎて バカみたい』はゴージャスなディスコチューンである。
 
既に『後浦なつみ』としても組んでいた後藤・松浦・安倍のところに石川が加わってのカルテットだが、いわゆる歌唱メンではないものの石川の甘ったるいボーカルがかえって目立っていて、彼女のアイドル性がこのユニットと曲に不可欠なエッセンスになっている。後藤と松浦が卓越した歌唱力と並び立つ個性で君臨しているところに、石川の正統派なアイドル性が加わってのバランスが絶妙で、MV公開後のYouTubeにも、この4人を選んだ人選の妙を絶賛するコメントが書き込まれている。
 
DEF.DIVAとしてはもう1曲『LET’S GO 楽天イーグルス』(2006)をリリースしているが、実質的には2曲で2年足らずの活動で終わった。実働期間はわずかながら、映像を今見ても強烈なオーラを放つ、スペシャルユニットであったことを実感させられる。
 
当時のハロプロが生んだソロアイドルの双璧・松浦亜弥と藤本美貴もスペシャルユニットを組んでいた。2006年から07まで活動した2人によるユニット『GAM』には英語のスラングで「足の綺麗な女性」という意味もあり、MVでの衣装の丈も短くてセクシー路線のユニットになった。『Thanks!』『メロディーズ』『LU LU LU』の3曲とも歌謡曲的な哀愁を帯びていて、モーニング娘。のプラチナ期を先取りしているかのようでもある。
 
藤本はほかにも『セクシーオトナジャン』として夏焼雅・村上愛とユニットを組んだり、カントリー娘。に紺野あさ美と共に参加して人気曲『浮気なハニーパイ』などを残してもいる。ソロアイドルとしても完成された存在だった藤本だが、こうして他のメンバーとの共演である時はセクシーに、ある時はフレッシュに輝いている姿も懐かしい。



【あわせて読む】25周年ハロプロ"超"お宝楽曲選「9歳の鈴木愛理、脅威の原石っぷり…ベリキューキッズ時代の名曲」

RECOMMENDED おすすめの記事