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UPDATE|2021/12/13

あまりにもまっさらだった奇才、佐藤優樹が10年間でモーニング娘。に残してきたもの

モーニング娘。'21 佐藤優樹

12月13日、モーニング娘。’21の10期メンバー佐藤優樹がグループから卒業する。小学生で加入し、今はエースとしてパフォーマンスを率いる彼女。ここではこの10年、彼女が歩んできた道のりを振り返る。

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加入当初から話題になったのは、「緊張がポクポクしてきた」「佐藤優樹こと佐藤優樹です!」の迷言や、オーディションで鬼ごっこをしていたなど、天真爛漫すぎるキャラクター。そして特に驚かされたのは先輩との接し方だ。10期が加入したのはプラチナ期と呼ばれた時代を経て、パフォーマンスを極めたベテランメンバーたちが久しぶりに新メンバーを迎えたタイミング。10期より数ヶ月前に加入した9期メンバーが徐々に先輩との距離を縮めていた中で、佐藤は思いっきり懐へと飛び込んでいったのだ。中でもそれまで一匹狼的存在だった田中れいなと「たなさたん」「まさキング」と呼びあう姿には、メンバーもファンも衝撃を受ける。そこから田中が少しずつ後輩たちと交流する姿が見られるようになり、佐藤の存在はメンバー間の距離を縮めるきっかけになっていった。



モーニング娘。のことをほとんど知らず、他のメンバーと比べるとあまりにもまっさらな状態で加入した彼女は、デビュー当初のパフォーマンスでは歌もダンスもどこか頼りなさを感じさせた。しかし田中や道重さゆみなどの先輩メンバーはもちろん、同期や加入時期の近い9期・11期との交流を深めていく中で、間近で感じたことをしっかりと自分の中に落とし込んでいくようになる。そしてメンバーやOGのパフォーマンスから自分に必要だと感じたことをひとつずつステージで試し、納得のいく形を探っていく。『ゼロから始まる青春』で歌い出しのパートをもらえたことだけで喜んでいた彼女は、着実にステージに立つ者としての自覚がはっきりと芽生え、『わがまま 気のまま 愛のジョーク』『What is LOVE?』など、ライブで一番の盛り上がりを担うようになっていく。




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