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UPDATE|2023/09/11

乃木坂46久保史緒里が劇団☆新感線に初参加「舞台に立ったらキャリアもバックボーンも関係ない」

久保史緒里 撮影/荻原大志



──『天號星』は入れ替わりのお芝居です。久保さんが乃木坂46の中で入れ替わってみたいと思うメンバーは?

久保 一ノ瀬美空ちゃんですね。私が彼女をすごく好きだからというのもあるのですが(笑)。美空がいるとその場が明るくなるんです。それって天性のものだと思うんですよね。だから入れ替わって、美空の心や精神状態がどんなふうになっているのか知りたいです。でも体が入れ替わったところで心は私のままなので、あまり意味がないかもしれません(笑)。

──現在、乃木坂46としては、『真夏の全国ツアー2023』の真っ只中ですよね。ツアーと稽古の両立は大変だと思います。

久保 大変じゃないと言ったらもちろん嘘になるんですけど、それは私だけじゃなくて皆さんそうだと思うんです。だから、たとえ稽古場でうまくいかないことがあっても、グループに持ち込まないようにしています。逆も同じです。私個人の問題を持ち込んだら皆さんに失礼なことだと思うので、できるだけタフに元気にを心がけています。体力的に頑張り時だぞ、と思うときはありますが、うまく切り替えるようにしています。

──沖縄アリーナ公演では、新曲『おひとりさま天国』が初披露されました。センターは5期生の井上和さんです。久保さんは1番上の3期生として、どう支えていこうと考えていらっしゃいますか?

久保 今回のポジションは和のすぐ隣に4期生の賀喜遥香と遠藤さくらがいます。和はすごく強い子なのであまり弱さを見せることはないのですが、ちょっと下を向いたとしても、すぐそばで賀喜と遠藤が支えてくれるので心強いです。それなら私の役割はなんだろう? と考えたのですが、和が感情を溜める前に話を聞くことじゃないかなと。なので、たくさん話しかけるようにしています。面倒くさいなと思われているかもしれません(笑)。

──久保さんが思う、“おひとりさま天国”な瞬間は?

久保 休みの日に、家にこもって録り溜めた野球を観ているときですね。中継の音を聞きながら、料理したり洗濯したり。誰にも干渉されずに一日中野球を観ていられる時間は本当に天国です!

──プライベートで夏らしいイベントをする予定は?

久保 夏らしいこと、うーん……甲子園を観ることですね。やっぱり野球(笑)。ただ去年も今年もこの時期は舞台があったので、夏といえば稽古みたいな感じにもなっています。

──舞台にTVドラマに映画にと、俳優としてのお仕事が増えていますよね。アイドル以外の活動をすることで新たな気づきがあれば教えてください。

久保 以前は、アイドルの自分がお芝居の世界に足を踏み入れることに、ちょっと申し訳無さみたいなものを抱えていたんです。でもいろんな現場でお仕事をさせていただく中で、ひとりの役者として見ていただくことが増えて、ハッとしました。まずは私がその意識を持たないとダメだと気付かされたんです。舞台に立ったらキャリアもバックボーンも関係ありません。みんなと同じ気持ちで作品に挑むだけ。『天號星』もそんな強い気持ちで臨みたいと思っています。

文=中村未来

▽公演情報
2023年劇団☆新感線43周年興行・秋公演 いのうえ歌舞伎『天號星』
脚本:中島かずき 演出:いのうえひでのり
出演:古田新太 早乙女太一 早乙女友貴 /
久保史緒里 高田聖子 粟根まこと 山本千尋 / 池田成志
9月14日(木)~10月21日(土) 東京・THEATER MILANO-Za
11月1日(水)~11月20日(月) 大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール


ヘアメイク:宇藤梨沙 スタイリング:伊藤舞子

▽衣装
ワンピース¥96,800(IZA)、その他/スタイリスト私物
問い合わせ先 IZA(0120-135-015)

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