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UPDATE|2023/03/09

武藤十夢、”約12年”のAKB48人生に終止符「不安もありますが、ここから私は前に進みます」

(C)AKB48

AKB48の武藤十夢が3月8日(水)、AKB48劇場にて「AKB48 武藤十夢 卒業公演」を開催した。公演には、田口愛佳キャプテン率いるチームKメンバー17名全員が出演。武藤十夢を中心に現行の田口チームK「逆上がり」公演を行い、チームKを愛しチームKメンバーから愛される武藤十夢ならではの卒業公演となった。また、妹の武藤小麟やOGメンバーで同じ12期生の田野優花・平田梨奈もサプライズで駆けつけ、武藤十夢のアイドル人生の集大成となるステージに花を添えた。

【写真】チームKを愛し、愛された武藤十夢の卒業公演【14点】

武藤は、2011年に16歳でAKB48 12期生として加入し約12年。2012年の「AKB48 27thシングル 選抜総選挙」では、研究生で唯一49位にランクインし、フューチャーガールズ楽曲『Show fight !』のセンターに大抜擢。その後も、2015年の「AKB48 41stシングル 選抜総選挙」で自己最高の16位にランクインし初めて選抜総選挙によるシングル選抜メンバー入り、2018年の「AKB48 53rdシングル 世界選抜総選挙」で自己最高の7位となり初の神セブン入りを果たすなど、選抜総選挙で存在感を示してきた。

また、尊敬する先輩である大島優子の卒業後、“優魂継承”という言葉を掲げチームKの中心メンバーとして長年AKB48を牽引。先日2月28日に立川ステージガーデンで行った卒業コンサートは、チームK楽曲や自身がランクインした選抜総選挙の楽曲を中心に熱いパフォーマンスを繰り広げ、最後には大島優子から届いたサプライズの手紙で「(十夢が)“優魂継承”のスピリッツを体現してくれた」という言葉を贈られるなど、まさに武藤十夢の熱い魂とまっすぐな人柄を象徴するようなコンサートとなった。

8日に開催された武藤十夢の最後のステージを見届けようと劇場に集まった250名の大声援に包まれ、卒業公演がスタート。『逆上がり』『否定のレクイエム』など4曲でオープニングを飾り、情熱溢れるパフォーマンスで場内の熱気を一気に高めた。

十夢は「こんなに大きな声援が久しぶりに劇場で聞けて嬉しいです!」と笑顔で挨拶。山内瑞葵は「チームKに入ったばかりの時は正直不安もあって心が曇り模様だったんですけど、十夢さんがたくさん声をかけてくださったので今はチームKでの活動が楽しいですし、十夢さんのおかげで私の心が晴れ模様になりました!」と十夢との思い出を語り「今日の公演では、私が十夢さんを晴れ模様にできるように頑張ります!」と意気込んだ。

続くパートでは、長きにわたり共にチームKを支えてきた茂木忍とデュエットで『わがままな流れ星』を魅せ、アイドルらしさ全開のパフォーマンスを披露。パフォーマンス後に思わず「(この歳でこの曲やるのは)きっつい…」とこぼすと場内は大きな笑いに包まれた。

また、『虫のバラード』をソロで歌い上げ、12年間で鍛え上げた力強い歌声で魅了。茂木がパフォーマンスを振り返り「チームKの中でネタで“十夢さんと茂木の『わがままな流れ星』見たいよね〜”と話してたんですけど、せっかくということで、今回やることになってしまいました…(笑) 十夢さんの卒業前の最後のユニットがこれになるんですよ!?」と話すとメンバーもファンも思わず爆笑。笑顔が溢れる一幕となった。

終盤には『街角のパーティー』など3曲を立て続けに披露。本編最後の『ファンレター』では、込み上げる想いを歌声にのせて、ファンに感謝の気持ちを届けた。


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