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UPDATE|2022/12/26

“ももクリ”コンサートが大盛況、高城れに「ももクロが愛を語るってしみじみ年齢を重ねたな」

ももいろクローバーZ photo/上飯坂一、増田慶、小境勝巳



本公演初のMCでは、「メリークリスマス!クリスマス当日にお集まりいただきありがとうございます!」と客席とABEMA生配信を試聴しているファンへ感謝を伝えた。自己紹介のあと、新曲『Majoram Therapie』について佐々木が「ずっとやりたかった王道アイドルソング!15年かけてようやく叶った」と打ち明け、笑いを誘った。

MCを終えたあとはステージを左右に広く使いながら、ももクリ2016のテーマソング『真冬のサンサンサマータイム』を披露。会場を陽気に盛り上げたあと、チェロの音色が響き会場の雰囲気が一変すると4th ALBUMの表題曲『白金の夜明け』を温かさの中にも芯の強さがある歌声で届けた。続けてロックチューン『境界のペンデュラム』を荘厳なコーラスを交えて披露、『JUMP!!!!』ではスネア隊のさっちんリズムスターズとLOVE UNLIMTED DANCERSとのコラボパフォーマンスを披露し、眉村ちあきが手掛けたミディアムバラード『手紙』でもスネア隊による演奏をバックに思いを込めて歌い上げ、一度ステージをあとにする。

幕間に入り、LOVE UNLIMITED DANCERSによるクリスマスアレンジされたももクロ楽曲メドレーのダンスパフォーマンスを終えると、「せーの、メリークリスマス!」の掛け声と同時に、ステージに置かれたスーツケースの中からボリューム袖が特徴のワンピースを着たメンバーが登場しももクロの定番クリスマスソング『サンタさん -ZZ ver.- 』へ。『サンタさん』では高城れにによるマジックショーがおなじみとなっているが、今年はエイトリングという8の字型のリングを操る大道芸に挑戦して会場を魅了した。

『ザ・ゴールデン・ヒストリー』では、トロッコに乗り込みファンのもとへ繰り出し、MCでは家族で観覧に来ているファミリー席やカップルで観覧に来ているモノノフに問いかけたり、トロッコから客席と近い距離で会えたことの喜びを表した。代表曲『行くぜっ!怪盗少女 -ZZ ver.- 』、『猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」』を再びトロッコで移動しながら連続披露した後、サックスが会場に響きわたるとスーツケースに腰を掛けたメンバーが移動しながら登場し、ブルージーなロックナンバー『レディ・メイ』がスタート。大人の色気を醸し出したパフォーマンスに加えて、ダンサー達による傘を使った巧みなマッピングも取り入れられ、まさに”ショー”と言える新たなももクロのライブを繰り広げて会場を魅了した。今回のももクリのテーマソングとして、愛をテーマに制作された新曲『L.O.V.E』では、思わず体が乗ってしまうR&B調のポップナンバーの中にも大人のセクシーさも感じられるパフォーマンスでモノノフの心を鷲掴みにした。4人が体を寄せてハート型をつくる振付で曲のラストを締めくくると会場いっぱいに拍手が響き渡った。

MCでは、『サンタさん -ZZ ver.- 』での高城のエイトリングや新曲『L.O.V.E』を振り返ったあと、百田から「来年15周年を迎える私たちからお知らせがあります!」と告知をしようとするとステージ後方から突如松崎しげるが登場。来年15周年を迎えるももクロを鼓舞すべく『愛のメモリー』を歌唱。初期は重大発表があるときももクロの前へ時折サプライズ登場していた松崎しげるだが、久しぶりの登場にももクロと会場のモノノフを驚かせた。

驚きを見せながらも来年メンバーセルフプロデュースの15周年ツアーが全国各地で開催されることを発表。大型ツアーをセルフプロデュースすることが初めてになると明かし、日程と会場をメンバーから発表。さらに佐々木彩夏のソロコンサート・高城れにのソロコンサートの開催、そして2023年のリリース予定も発表され、15周年のスケジュールが続々と明らかになった。

初期の人気ナンバー『ミライボウル』で会場を盛り上げた後、さだまさし提供曲『仏桑花』をしっとりと歌い上げると、『一粒の笑顔で…』では、DMB(ダウンタウンももクロバンド)、スネア隊のさっちんリズムスター、LOVE UNLIMTED DANCERSの紹介が行われ、大団円を迎えて本編の幕が閉じた。


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