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UPDATE|2022/11/27

櫻坂46 新キャプテン・松田里奈、グループのムードメーカーがもたらす新たな可能性

松田里奈『Top Yell NEO 2021~2022』(竹書房)



ライブのMCでは菅井に変わって回し役を務めることも多い松田は、持ち前のコミュニケーション能力の高さで、明るく面白い場を作り上げている。そんな松田に菅井は大きな信頼を寄せていた。菅井は「まつりが副キャプテンになってから、ライブのMCの負担が減ったことがすごくありがたくて。まつりのほうから『これ、どう思いますか?』とか真剣にMCのことを考えてくれて、いつもライブの前に感動しているんだよ」と卒業写真集の中で語っている。当初は課題とされていた櫻坂46のMC力の向上には菅井と松田、2人による功績によるものが大きい。

このようにムードメーカーとして場を盛り上げることも多い松田だが、本人は自分自身について「普通の人間なんです。(中略)他の人と違ったところがなくて、面白味のない人間だなって思います。だからこそ、素で勝負したいんです」と語っており、だからこそ個性溢れるグループのリーダーを任されるのだろうし、『THE TIME,』(TBS系)や『レコメン!』(文化放送)でも見せている等身大の姿勢が共演者から愛されている理由なのだろう。

常に明るくグループを照らし、等身大の姿で楽しませてくれている松田。菅井との対談で、松田は理想のキャプテン像について、「私にとっては、それこそ菅井さんが理想。菅井さんは大事な場面での言葉選びだったり、そのときに聞きたい、欲しい言葉を伝えるのがすごくお上手で、そういうところがグループとしても心強いし、代弁する力がある方ってすごくキャプテンに向いていると思うんです」と語っている。松田は副キャプテンとして菅井の背中をずっと見てきた。そうした菅井のリーダーシップのあり方は松田がこれから引き継いでくれるはずだ。

加えて、松田は「グループのことをちゃんと客観的に見ることができて、グループの士気を高められる人」への憧れを明かしていた。これから新たに3期生が加入も控えており、グループは大きな岐路に立たされている。菅井がこれまで築き上げてきたエッセンスは踏襲しつつ、松田らしいキャプテン像で、新しい櫻坂46を作り上げていってほしい。

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AUTHOR

川崎 龍也


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