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UPDATE|2022/11/02

SKE48を卒業、担当記者が見たアイドル・須田亜香里の「プロとしての姿勢と覚悟」

(C)2022 Zest, Inc. / AEI


 アイドルに憧れて、オーディションに申し込む。2010年代前半のブーム以後、そんなモチベーションのアイドルが急増した。須田は違った。彼女が申し込んだ2009年はブームもまだ起きていなかったし、須田自身も幼少期からのアイドルファンというわけではなかった。だから、アイドルがどういうものかを理解するまでに多少の時間を要した。

 理解してからの須田は見る見るうちに成長を遂げた。それは、意志が強いからだ。

 卒業後もその意志の強さで芸能界をてくてく歩いていくことだろう。

 卒業公演の前日、須田のソロライブが開催された。名古屋のSKE48劇場まで観覧に訪れた。昨年から始めたギターの弾き語りだった。歌は大の苦手だったはずなのに、いつしか苦手意識は薄れていった。ギターも人前で演奏できる腕前になった。激務の合間にマスターしたのだ。

 終演後、須田と話す時間が少しだけあった。翌日、卒業公演を控えていたが、アイドル活動はもうやり切ったような、晴れやかな顔をしていた。卒業後もこんな前向きな人と仕事をしたい。そう思った。

【あわせて読む】特別寄稿・SKE48 OG大場美奈が見た須田亜香里「見てきた姿は笑顔と涙、半々ぐらい」
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犬飼 華


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