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UPDATE|2022/08/28

HKT48松岡菜摘が卒業を語る「人見知りで根暗な私が変われた、11年間楽しかったの一言」

HKT48 松岡菜摘 (C)Mercury



「私はHKT48に入って、本当によかったと思います。ネガティブで人見知りで根暗な私が変わることができたのはHKT48のおかげですから。正直、私は王道なアイドルじゃなかった。アイドルとしてたりない部分もたくさんあったんですけど、HKT48というグループは個性を尊重してくれるというか『アイドルなんだから、こうしなくちゃダメだ!』と強制するんじゃなくて『このままでいいよ』と自然体でいることを許してくれた。自分の形を見つけるために時間はかかっちゃいましたけど、それは同期に(宮脇)咲良というすごいアイドルがいたから見つけられたんだと思います。全員が同じじゃ輝けない、ということを教えてくれたし『自分は自分』でいいんだ、と。HKT48に入っていなかったら、まったく違う人生だったと思います」

気になる卒業後の進路だが、まだなにも決まっていない、という。

「とりあえず芸能活動はしない方向です。もともとは芸能界に入りたい、タレントさんになりたい、と考えて、そのための近道としてHKT48のオーディションを受けたんですよね。博多に住みながらにして芸能界に近づけるんだって。本当に通過点として考えていたのに、活動を続けていくうちにグループのことが好きになりすぎてしまって。でも、やりたかったことは全部、できたと思っています。私、中学生からHKT48だったので、HKT48じゃない自分がまだ想像できないんですよねぇ〜」

このあとの予定がなにも決まっていないからこそ、卒業のタイミングもフレキシブルに移行できた、ということになる。なにかやることが決まっていて、当初の予定通り、年明けに卒業していたら、6期生との交流もいっさいなかったわけで、オーバーではなく今後のHKT48の歴史がちょっと変わっていたかもしれない。グループの立ちあげから関わり、指原莉乃の卒業後はHKT48全体のまとめ役として、コロナ禍での厳しい時間もずっとグループを牽引してきた。きっと苦しい思いもしてきたことだろう。

「いや、苦しいと思ったことはないです。とにかく11年間、楽しかったのひとことですよ、私のアイドル人生は。まだ卒業公演がどんなものになるのかわからないですけど、終わったあとに『楽しかった〜』と言っている私の姿だけはハッキリと想像できますから!

ただファンのみなさんには申し訳ないというか、せっかく応援してくださったのに、こうやって私のタイミングで姿を消してしまうのは心苦しいですね。でも、私のファンの方ってまずHKT48が大好きで、その中で私のことを応援してくださっている方も多いので、これからもHKT48を好きでいつづけていてほしいなって思います。この11年間、本当に感謝しかありません。残り少ない時間ですけど、たくさん思い出を作りましょう!」

【あわせて読む】村重杏奈が語る卒業とお調子者の私「HKT48にいることで自分のことが好きになれた」
AUTHOR

小島 和宏


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