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UPDATE|2022/08/28

HKT48松岡菜摘が卒業を語る「人見知りで根暗な私が変われた、11年間楽しかったの一言」

HKT48 松岡菜摘 (C)Mercury



「ツアーファイナルで秋のコンサートが発表されたときに、はじめて卒業を実感したというか、あっ、ここにはもう私はいないんだ、寂しいなぁ〜って気持ちになりました。ただ、卒業するにあたって後悔みたいなものはないんですよ。11年間、やりきりましたから。ただ、これは後悔とはちょっと違うんですけど、5月に6期生がお披露目されて、ここにきて、一緒のステージに立つようになってから『もうちょっと6期生と一緒にやりたかったな』って。心残りではないんですけど、ああしたい、こうしたいが出てきちゃいましたね。それを言い出したら、いつまでも卒業できなくなっちゃうんですけど(笑)。

本来、私は人見知りなので後輩にもなかなか声をかけられないんですけど、6期生に対しては卒業発表からの短い時間で相当、距離を縮めました! 小学生メンバーとLINEしていますからね、アハハハ!」

こうやって1期生が残っているうちに加入できたことは6期生にとって大きな財産である。実際「いまのうちに1期生さんから盗めるものは盗んでおきたい」と語る6期生もいるし、松岡菜摘が距離を縮めたというのも、そういう想いを汲み取ってのことだろう。

7月23日に福岡市民会館で開催されたツアーファイナルでは、卒業していく松岡菜摘と神志那結衣をフィーチャーしたコーナーが設けられただけでなく、サプライズとしてメンバーがふたりだけに曲を贈る一幕もあったのだが、どのメンバーも号泣して、もはや歌うレベルではなかった。特に同期の下野由貴と後輩の松岡はなの泣きっぷりは激しく、当事者である松岡菜摘のほうが冷静に見えてしまった。

「ちょっと! 私だって感動して泣いてましたからね! まぁ、たしかにあのふたりと比べるとおとなしく見えたかもしれませんけど、けっして、意識して涙をこらえていたわけではないんですよ。ただ、みんなが歌っているときに全員の顔を見たかった。全員の表情を目に焼きつけておきたい、という気持ちが強かったから、大泣きしなかったんじゃないですかね? 

はなに関しては泣いている姿を見て、ちょっと安心しました。最近、あの『男梅』と呼ばれるような状態になっているはなの姿、見なくなったじゃないですか? さっしー(指原莉乃)が卒業してから、ずっと気が張っていた部分もあったんだと思うんですよね。ああやって感情を激しく出してくれたことで、あぁ、きっと大丈夫だなって。

逆に心配なのは(下野)由貴ちゃんですよ。後輩といるときはしっかりしているのに、同期だけになると、いままで見せてこなかった『末っ子気質』がどんどん出てきちゃって。同期の数が減るごとにそれがひどくなっている。(本村)碧唯は昔からは想像できないぐらいしっかりしたので安心しているんですけど、とにかく残った1期生にはとにかく楽しんでって言いたいです。あとは自分のために時間を使ってね、と」

ある意味、精神的支柱だった松岡菜摘が卒業することで、少なからずメンバーの気持ちに変化は生じるだろうし、秋のコンサートからは役割や立場もきっと変わってくる。昨年からずっと言われてきたHKT48の「新章」は松岡菜摘がいなくなってからの第一歩目のことを指すのかもしれない。

AUTHOR

小島 和宏


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