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UPDATE|2021/12/24

村重杏奈が語る卒業とお調子者の私「HKT48にいることで自分のことが好きになれた」

村重杏奈(C)Mercury

HKT48の1期生・村重杏奈が2021年12月27日の公演をもって、卒業する。今年、HKT48の歴史とともに10周年を迎えた彼女は、最後の日を前にどんな想いでいるのだろうか? 「自分自身に区切りをつけた」という彼女の本音を聞いた(前後編の後編)。

【前編はこちら】HKT48村重杏奈が卒業を決めた理由「タレントとして、帰る場所があるという甘えを断ち切らないと」

【写真】HKT48「HKT48劇場 10周年記念特別公演」の様子

村重杏奈が卒業を発表したのは9月のこと。その時点から「年内で卒業」というぼんやりした日時の設定だった。

「私としてはとにかく10周年記念公演に出ないという選択肢だけはなかったです。ただ、あくまでもHKT48の10周年をお祝いしたかったから、私の卒業で涙、涙みたいな展開にはしたくなかったんですよ」

2日間で100曲を披露し、10年間の歴史を振り返る、という壮大なセットリストの中で、村重杏奈の卒業がフィーチャーされたのは坂口理子、秋吉優花と一緒にパフォーマンスした『帰郷』だった。

「このふたりって私にとって期の壁がないメンバーで、私のおふざけに率先して乗ってきてくれたふたりなんですよ。いつもふざけてきたのに、最後の最後にきてしんみりしている。いままで歌ってきた中で、いちばんキタ瞬間でしたね。ふたりはボロボロ泣いていたけど、私は『ここで泣くのは絶対に違う!』と思ってステージに上がっていたので、なんとか耐えられましたけど、心の中ではもう大号泣していましたよ」

周年公演で恒例となっていた『天国野郎』に乗っての村重杏奈のコスプレコーナー。そのフィナーレは東京オリンピックで話題となったピクトグラム。真っ青な被り物で村重の顔がまったく見えないという究極のコスプレで、さすがに最後はチラッと正体を明かすだろう、と誰もが思っていたのだが、村重は正体不明のままステージを降りた。

AUTHOR

小島 和宏


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