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UPDATE|2022/07/07

SKE48荒井優希&赤井沙希がタッグ王座に挑戦「私たちのエネルギーを会場で受けとってほしい」

赤井沙希 SKE48荒井優希 撮影/西邑泰和



──でも、アイドルファンは対応力がものすごいというか、新曲初披露のときでも、もう2番を歌うときにはコールや手拍子が完成していることが多いです。

赤井 わーっ、応援のプロだ! 優希ちゃんのファンではじめて東京女子からプロレスに入ったっていう人は、プロレス会場で声援を飛ばすのもこれがはじめてになるわけでしょ? ひょっとしたら、いままでのプロレスにはない応援のパターンがうまれるかもしれない。「優希ちゃん、がんばるんや!」って気持ちをどう表わすんだろう?

荒井 SKE48の公演ではまだ声出しができないので、私のファンの人たちも「2年ぶりに声を出すから、のどが枯れちゃいそう」って心配していましたけど、それよりも声援が飛ばせることが楽しみだって。私たちだけじゃなくて、見に来てくださるみなさんもコールすることを楽しみにしてくれていると思います。

赤井 お客さんの声援と一体になれるのもプロレス。それを体感してもらいたいな。

荒井 すごくワクワクしてます!

赤井 気になる方は絶対に会場で見たほうがいいですよ。声援と紙テープと試合がひとつになるときの空気感を肌で味わえるのは会場だけなので。

──ある意味、声援と紙テープでプロレスラー・荒井優希が本当の意味で完成するんじゃないか、と思います。

赤井 よくそんな中でデビューして、ここまで頑張ってきたね。あっ、そうか。最初からそうだったからわかんないのか。私なんて声援のない中で試合をやるなんて不安しかなかったから。

荒井 私、無観客試合でデビューなんですよ。

赤井 無観客? あっ、そう! そりゃ、声援を受けたら絶対にびっくりするよ! あと紙テープにも驚くと思う(と、ここで紙テープが一斉に飛んできたときに慌てないための対処法を懇切丁寧に荒井優希にレクチャー)。もうね、いろいろアドバイスしたいことはあるけど、とにかくいつも通りに闘ってくれればそれでいいから。プレッシャーをかけてガチガチになっちゃってもよくないし、あんまり美しい言葉ではないけれど、私がケツを持ってあげるから思いっきりいって!

荒井 はい!

赤井 でも、私がやられたときはよろしくね(笑)。タッグマッチってひとりではどうすることもできないからさ。とにかくベルトを獲って、赤井沙希と荒井優希が東京女子プロレスで闘っていました、ということを歴史に刻みたいの。チャンピオンになるって、そういうことでもあるから。自分が死んだあとでも、後世までその記録はずっと残るんだから。

AUTHOR

小島 和宏


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