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UPDATE|2022/05/22

元『週刊プロレス』記者が見た、SKE48荒井優希“二刀流”プロレスデビューからの1年

荒井優希(C)東京女子プロレス 

SKE48のメンバーであり、東京女子プロレスのレスラーとしてもリングに参戦する、荒井優希。レスラーとして5月4日で1周年を迎え、昨年にはプロレス大賞の新人賞受賞という快挙を遂げた。一方、アイドルとしては悔し涙を流す場面も…。アイドルとプロレスの二刀流として2年目を迎えた荒井優希に、元『週刊プロレス』の記者であり、長年AKB48グループを取材する小島和宏が直撃した。(前後編の前編)

【写真】5月3日後楽園ホール、荒井優希&辰巳リカ&渡辺未詩&vs愛野ユキ&らく&原宿ぽむの6人タッグマッチ

「デビューしたときに1年後の自分の姿を想像していたか、ですか? うーん……正直言って、まったくイメージはなかったですね」

SKE48の荒井優希が東京女子プロレスのリングに参戦するようになってから、1年を迎えた。そこで5月3日、1周年記念試合を終えた直後に「1年前、こうやって後楽園ホールで試合をやって、勝利している自分の姿を想像していましたか?」という質問を投げかけたのだが、戻ってきたのはぼんやりとした言葉。だが、そこには深い意味があったのだ。

「いまだから言いますけど、プロレスデビューした段階では『今年いっぱいで辞めよう』と思っていたんですよ。2021年いっぱいで終わりかなって。だから、1年後の自分の姿がイメージできなかったというよりも、1年後にまだプロレスをやっているなんて思っていなかったら、想像すらできなかったんです」

2021年5月4日、後楽園ホール。 

荒井優希のデビュー戦は衝撃的にして、鮮烈だった。

現役バリバリのメジャーアイドルが、アイドル活動を続けながらプロレスラーになる、というのは非常にインパクトがあった。しかし、当初はどこまで本気でプロレスに取り組むのか? という疑問も。アイドルとしてのスケジュールがあるため、東京女子プロレスの全日程に参加するのではなく「限定出場」という但し書きつき。実戦を重ねないことには、なかなかプロレスというものは上達していかない。はたして限定出場で大丈夫なのか? という不安感もあったのだが、デビュー戦での闘いぶりはそんな不安を一発で吹き飛ばしてくれた。

もちろん技術的にはまだまだだし、体力的にも課題はある。それでも最初から最後まで瞳をギラギラさせて闘う姿は、まごうことなきプロレスラーのそれだったし、試合開始のゴングから試合終了後まで、リング上でその緊張感をずーっと持続しつづけたことは、とてもデビュー戦のレベルではなかった。

そのあたりの表情の見せ方はアイドル仕込みかと思っていたのだが、本人から言わせれば「いや、まったく逆なんですよ!」となる。

AUTHOR

小島 和宏


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