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UPDATE|2022/06/20

ロバートを追っかけて15年、少年だったファンがテレビ局員に「3人の番組を作り恩返しをしたい」

篠田直哉 撮影/西邑泰和



──メモ少年が大人になって、メ~テレのディレクターとなり、本を出してこうしてインタビューを受けている…、そんな今もどこかで活躍し続けているロバートの背中は大きいなぁと。

篠田 毎回、面白いネタを提供してくださるロバートさんは、ファンに対しての接し方も優しいですけど、とにかく人間力がすごいんです。僕はなにもすごくないというか…。ロバートさんがすごいという話で終われたら布教活動としては大成功です。

▽日本一のロバートファン・篠田直哉がどうしても伝えたい「ロバートのすごいところ」

1 お笑いを秋山さんしかやろうとしていないところ。

博さんはゲーム配信に夢中、馬場さんはお料理番組を多数持ち全国を飛び回っている。ある意味、3人がお笑いに熱くなくて良かった。秋山さんの才能とぶつかるところがなかったのがロバートの世界観を明確にした。

2 お笑いに興味がないのに、秋山さんに20年近くついてきている馬場さんがすごい。

秋山さんと馬場さんは地元の友だち。学生時代から秋山さんの言っていることを馬場さんがヘラヘラやっちゃっている学生のノリ、悪ノリみたいなものが、今もロバートの世界観になっている。馬場さんが面白い友だちと一緒に舞台に出ているみたいな感覚を今も持ってるのも、“ロバート・馬場”としてのブロだと思う。秋山さんより自分が笑いを取りにいく…みたいな芸人さんが本来もつべき精神がないのも面白い。

3 時代、年齢、性別を選ばない。誰もが親しみやすく笑えるコント。

設定が時代を感じさせないロバートのコント。いつの時代も学校の教室の後ろで学生がやっていたようなノリを秋山さんが大切にしている。子どもからお年寄りまで、年齢、性別を超えた笑いを成立させているのがすごい。

取材・文/富田陽美

▽篠田直哉
しのだ・なおや 1996年5月12日生まれ。大阪府出身。
メ〜テレ コンテンツビジネス局 コンテンツプロデュース部兼イベントコンテンツ部所属。2019年にメ〜テレに入社し、制作セクションに配属後、1年間アシスタントディレクターを経験。その後、ディレクターとして映像番組、コンテンツ制作に携わる。これまでの担当番組は『デルサタ』(AD)、料理コーナー『ロバート馬場ちゃんの楽楽ごはん』(AD)、単発特番『唐沢佐吉のメ〜テレ大爆発TV‼︎』『ロバート秋山の虚構ドキュメンタリー』(企画・演出)など。現在は、『BomberE』(隔週火曜 深夜0時57分〜放送 ※愛知・岐阜・三重の東海3県で放送)のディレクター、『LET’S HOT EVENT パパラピーズ』(毎週火曜 深夜1時29分〜放送 ※同上)のプロデューサーを務める。YouTube「テレビ局の生活」チャンネル更新中。2021年10月30日に公開された動画、「【ロバート秋山】元ストーカーがテレビ局員に。職権濫用で番組に呼ばれる」が、579万回再生(22年6月20日時点)

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