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UPDATE|2022/06/15

美大卒の美少女コスプレイヤー・かれしちゃん「売れたい欲も目立ちたい欲もなく、自由にやりたい」

かれしちゃん 撮影/荻原大志



──撮影会やイベント参加で注目を浴び、2019年には中京テレビのVTuberアナウンサー・大蔦エルさんの公認コスプレイヤーとしての活動もあったりと、徐々に活躍の幅を広げています。自分のどんなところが刺さったと思います?

かれしちゃん う~ん……。確かに、今は東京の撮影会に呼んでいただく機会が増えて、活動の幅は広がりましたが、人気があるとは思えなくて。そもそも、目立ちたいという欲はないし、東京に住みたいと思わないんですよ。なんというか、人の多い街をいいと思えないんです(苦笑)。例えばお仕事が入ると、ホテルに泊まるんですけど、ずっとずっと人の話し声、車の音、電車の音、外で聞こえる音のうるささに疲れちゃうんです。やっぱり地元の、虫の鳴き声しか聞こえない場所でグッスリ眠る生活をずっと送り続けるのが私にとっての幸せなんです。

──まるで『ジョジョの奇妙な冒険』の吉良吉影ですね、「かれしちゃんは静かに暮らしたい」。

かれしちゃん アハハ、本当にそう。私、自由に、自分がやりたいことしかやりたくない人で。その私の自由な姿を面白がって、応援してくださる方は、本当に優しい方たちなんですよ。

──とはいえ、去年の11月に初のDVD『君は僕を好きになる!』(発売:AiconiQ Pictures)をリリースされました。これは世間に求められている結果だと思います。

かれしちゃん お声掛けをいただいて、「面白そう!」と本当に軽いノリでOKしました(笑)。確かにDVDを撮ったことで、他の仕事に繋がれば嬉しいなあということはちょっと思いましたが、絶対に売れたいという気持ちは全然なくて。「出したよ~!イエ~イ!!」ぐらいの気持ちしかありませんでした。

──さらに今度『週刊プレイボーイ』で初グラビアを飾るそうで。これで日本中が「かれしちゃん」という存在を知ることになるんじゃないでしょうか。

かれしちゃん アハハ! でも知ってもらえるかはともかく、メッチャ楽しい撮影でした。最初はプロのカメラマンさん、プロメイクさんを目の前にして「これがプロの方か! ……この圧に負けて、このまま小さくなって消えちゃうんじゃないか?」と思うぐらい緊張していたんです。けど、始まったらみなさんすごく優しくて。しかも用意していただいた衣装の全部が可愛い上に私の要望まで取り入れてくださって。

──どんな要望だったんですか?

かれしちゃん スタジオが庭付きの場所だったんです。「庭ならワンちゃんになりたい!!」って、犬耳をつけてもらって(笑)。お風呂場もあったから、濡れたいと言ったらそれも叶えてくれたりと、もう1日中私の夢が叶いまくって舞い上がっていました。こんなに楽しいなら、もっとやってみたい! と、初めて欲のようなものが出てきましたね(笑)。

──今考えるこの先の目標や夢はなんでしょう?

かれしちゃん 今年春に、美大を卒業したんです。やはり私としては美大で学んだことを活かした仕事をこの先していきたくて、将来はデザイナーやイラストレーターとして活躍するのが今の夢なんです。もし、今のコスプレや撮影会の経験を活かすとするならば……洋服とか衣装を作ってみたいなあという思いはあります。もちろんこの先も、グラビアなどのお声をいただけたらもちろん嬉しいですし、頑張ります!という気持ちです。贅沢なこと言うと、今のお仕事も頑張りながら並行しながらデザイン系に力を入れていって、私の好きなものを全て形にできたらいいなあって思っています。

(取材・文/田口俊輔)

▽かれしちゃん
11月9日生まれ。165センチ/B80・W55・H85。
Twitter:@karechan3840
Instagram:klc_3840
CREDIT

取材・文/田口俊輔 撮影/荻原大志


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