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UPDATE|2022/06/15

フェチ系美少女・かれしちゃん、コスプレへの想い「推しキャラが目の前にいたら…を形にする文化」

かれしちゃん 撮影/荻原大志



──そうした特殊なスタートから、本格的なコスプレにのめり込むキッカケは?

かれしちゃん これもすごく変なところから始まったんです。その頃よく自分の創作キャラの絵を描いていて、「この子が実際に三次元にいたらいいなあ……」と妄想していたんです。母は裁縫が得意だったので、ダメモトで「この子の衣装って作れたりする?」って聞いてみたところ、「できるよ」と言われて、衣装を作ってもらったんです。そのオリキャラの衣装を着て、高校1年生の夏に名古屋で開催されている「世界コスプレサミット」に参加したのが私の初人前コスプレです。

──珍しいスタートづくしですね(笑)。

かれしちゃん 私、コスプレは「自分の推しキャラが実際に目の前にいたらいいなあ!」という想いを、形にする文化だと思っていて。そのコスプレ文化の本質に触れた瞬間、コスプレにどんどんハマることになったんです。

──初イベントはどうでした?

かれしちゃん イベントがどんなものかの予備知識も入れなかったので、名刺もスケッチブックも用意しないで、ただ衣装を着ただけだったんですけどメッチャ楽しかった! オリジナルキャラなので誰も何のコスプレか知らないのに、「写真撮っていいですか?」とカメラマンさんに声を掛けていただけて。「逆にいいんですか!?」ってなりましたね。ただ、「何のコスプレですか?」と聞かれるたびに「お、オリジナルキャラです……」と答えるのは大変だったなあって、今でも思い出します(笑)。

──写真を撮られること自体は大丈夫でしたか? 結構この写真撮影が最初の高いハードルだったと語る方がいらっしゃるので。

かれしちゃん いや、そこは全然大丈夫でした。実は私、歌手になるのが夢だったんです。小さい頃から浜崎あゆみさんのライブに連れて行ってもらっていて、人前で歌を歌って感動させるって、スッゴイいいことやん! と思って。それで、小学生の頃にエイベックスの養成所に通っていたんです。養成所内では発表会があって、みんなの前で歌って踊るという経験をたくさんしていたからか、人前で何かをすることに緊張しなくて。むしろ楽しいかったですね。

>>後編はこちら

(取材・文/田口俊輔)

▽かれしちゃん
11月9日生まれ。165センチ/B80・W55・H85。
Twitter:@karechan3840
Instagram:klc_3840
CREDIT

取材・文/田口俊輔 撮影/荻原大志


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