村山 『根も葉もRumor』は、レコ大のときとか、今見返しても凄く振りが揃っていて。自分たちのものにできた。こんなに踊れるんだよ、と胸を張れる曲になりました。それを超えるためにも、まずは場数を踏んで完成度を上げていきたいです。あとは、後輩たちにも踊り継いでいってもらうものなので、しっかりとしたベースを作れるように頑張らなくちゃとも思います。そこは私たちの責任だよね。
向井地 そうだね。曲に対しての温度差も無くしていきたいな。その曲の選抜とそうじゃないメンバーとでは当然練習量も違うから、仕方がないとは思うし、今70人以上いるから難しいんですけど、どの立ち位置のメンバーも同じ思いでAKB48に向き合うことができるようになったら、もっといいグループになるんだろうなと思います。シングルだけじゃなくて、舞台やライブ、それぞれの場所でメンバーが一致団結することが大事なのかなって。小さい単位でまとまることができれば、グループ全員が集まったときにも気持ちが一つになれるのかなと思います。
村山 私は劇場公演が大好きだからこそ、今後はそこで先輩としてやるべきことを、もっと見せていかないといけないなとも思う。17期生も入ってくるし、最近加入したチーム8の子たちにも教えてあげたいことがあるから。劇場に立ちつつ、メンバーと交流していきたいです。
──今作で見せたいAKB48は、どんなものでしょうか。
村山 いい意味でAKB48っぽくないねって言われたいです。アイドルっていうとキラキラのイメージがあると思うけど、また別のアーティストっぽいキラキラ感。それが出せたら、また1つレベルアップできるのかなと思うよね。
向井地 確かに! 可愛いとか、青春っぽさはこれまで出してきたと思うから、驚かせたい。AKB48って、何でもできるんだっていう印象を持ってもらえたらうれしいです。クオリティの高いダンスもできるんだと思ってもらえるように、もっと練習を重ねないと!
──今春からは、新チームでの活動も始まりました。村山チーム4、キャプテンお疲れさまでした!
村山 達成感という言葉じゃ言い表せないくらいのやり切った感があります。なんかもう満足! みたいな気持ちになれました。
──後ろ髪を引かれる思いは?
村山 それは……正直あります。本当ならコンサートもやりたかったし。コロナ禍でできなかったこともあったけど、その中では全力を出し切れた、という感じです。
向井地 最初の頃、ゆうちゃんがキャプテンとして凄く悩んでいたのを見てたから、今こんな清々しい顔で「やり切った」って言っているのがうれしい。よく頑張りました!
村山 ありがとう。この後は、のびのびとやっていきたい(笑)。でも、先輩として引っ張っていくことは変わらなさそうだけどね。