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UPDATE|2021/12/12

パラディーク 阿久津友理、「自分を変えたい」両親に土下座してまで進んだアイドルへの道

阿久津友里(パラディーク)/撮影:飯酒盃智明


──上京して引っ込み思案な性格は変わりましたか?

阿久津 変わりましたね。周りは同じ目標の人ばかりなので話も合うし、言いたいことを言って意見をぶつけ合うこともあって、それも楽しかったんですよね。クラスメイトとはいえ役を取り合う関係なわけで、死に物狂いでお芝居に打ち込んで、次第に自我を出せるようになりました。メンタルも強くなりましたし、外見も変わったんですよ。

──外見が変わったというと?

阿久津 上京すると決まった高校2年生の夏から約1年間、食事制限とランニングを中心にダイエットを頑張って10キロ瘦せたんです。

──それはすごい!

阿久津 転入する前に学長さんとお会いしたんですけど、「足が太い」と言われたんです。今考えると女優さんになるには、このままだとダメだってことで言ってくださったと分かるんですけど、そのときはイラっとして(笑)。絶対に痩せて足を細くしてやる! と決心して、ひたすら足マッサージをしました。努力して痩せたことが自信にも繋がりましたね。

──女優を目指していたのに、どうしてアイドルになったんですか?

阿久津 高校で1年間お芝居を学んで、なかなかオーディションにも受からないし、狭き門だと実感したんです。それで高校卒業後は普通の大学に進学したんですけど、やっぱり芸能のお仕事をやりたくて、SNSで発信すればチャンスが広がるんじゃないかと思ってインスタグラムを始めたんです。

──それまでSNSはやってなかったんですか?

阿久津 はい。自撮りをしたことすらなかったです。大学の友達で26時のマスカレイドさんが好きな子がいて、SNSを見たら可愛かったので、来栖りんさんをイメージして自撮りの練習をしました。角度やアングルを勉強して、毎日1投稿を心がけて、自撮りのほかに自分で描いたイラストや実家のネコを上げていたらフォロワーが短期間で一気に増えて。そのうち芸能事務所からDMが届くようになって、30社ぐらいから声がかかったんです。

──狙い通りの展開になったわけですね。その中から、どうして今の事務所を選んだんですか?

阿久津 大きな事務所さんからも声をかけていただいたんですが、所属している人も多いから埋もれちゃうなと思ったんです。今の事務所は「グループに入りませんか?」ということで声をかけてくれて、お会いしたら個人の活動にも理解があったので所属させていただくことになりました。それが去年のことなんですけど、大学は今年の4月から休学してパラディークの活動に専念しています。

AUTHOR

猪口 貴裕


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