活況著しいアイドルシーンにおいて、圧倒的な“可愛さ”と様々なスタイルの楽曲をキャッチィに届けるパフォーマンスで人気を拡大しつづけている5人組アイドルグループ・パラディーク。グループを立ち上げた新谷真由は、過去にグループ活動、そしてグラビア活動で人気を博しながらも、ある挫折を経験し一度歩みを止めてしまった。様々な想いを経て誕生したパラディークの秘話、そしてこれまでの道のりについてうかがった。
(前中後編の前編)
【写真】ビジュアルの高さも話題、パラディークメンバー&新谷真由の撮り下ろしショット──新谷さんは前グループを卒業後、約1年フリーでの活動を経て、今年3月末にパラディークを始動させました。もう一度グループアイドルとして歩もうと思ったきっかけは?新谷 卒業後もちょこちょことアイドルさんのライブに足を運んでいたんです。そのたびに、キラキラと輝く姿を見てすごい笑顔になれたんですよ。初めてそのときに私も客観的に、アイドルの魅力や強さを知ったんです。これまでは自分がステージに立つときは常に必死だったので、自分が勇気や元気を与えているとは気づけていなくて。あらためてアイドルがステージから幸せを届けられるって本当にすごいなと思い、もう一度真剣にアイドルをやりたいなと思いました。
──その覚悟を決めたあとはどのような行動を?新谷 ありがたいことに、前の活動を知っている関係者の方々から「このグループはどう?」とお声かけいただける機会があったんです。ただ、どのお話しも、自分としてはしっくりこなくて……。
──それはなぜでしょう?新谷 なんと言いますか……私は歌も踊りも詳しくは分かりませんが、「こういう展開やメロディはファンの方が好き」、「こういう動き、こういう衣装は喜んでもらえそう」……と、自分なりにファンの方に喜んでもらえる理想の形やヴィジョンは持っていて。その理想を完璧に実現できる環境がいいという、良い意味で完璧! 悪い意味でわがままな気持ちが強くて(苦笑)。そうしたら今のマネージャーさんと出会い、「理想があるなら、グループを作りませんか?」とご提案をいただき、新グループのプロジェクトを立ち上げることになりました。