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UPDATE|2021/07/30

圧倒的ビジュアルが話題、パラディーク新谷真由が語る“嬉しい裏切り”ばかりのグループ結成秘話

新谷真由/撮影:飯酒盃智明


──この5人が集まり、パラディークが誕生しました。いったいどういったグループにしようと思い、コンセプトや世界観などを作り上げていきました?

新谷 私たち、「夢は武道館」という目指す先は全員一緒なのですが、良い意味で「やりたいアイドル像」がバラバラで。しかも、美潤は可愛い、ふうちゃんはカッコイイ……と、それぞれ持っている特性も違うんです。その、それぞれの目指す形、全部をまとめてやろう! というのがパラディークのコンセプト……と言いますか、やり方ですね。

──“アイドル”という大きな枠はありつつ、ジャンルを決めないのがパラディークのらしさだと。

新谷 はい。今はカッコイイ系ならカッコイイ系の曲と衣装、病みカワイイなら病みカワイイ系の曲と衣装と、コンセプトを明確に打ち出しているグループさんが多いですよね。その1つを極めるのは当然素晴らしいと思います。ただ人間って、自分の中にはいろんな自分がいますよね。私たちは、そのいろんな自分の姿の全部を見てもらいたくて。なんというか……型にはまるのが苦手なんですよね、単純に(笑)。

──その型にはまらないのは、本当にジャンルレスな楽曲、ダンスに表れていますね。

新谷 分かりやすく「私たちのやりたいこと」を表現できるのが、楽曲やパフォーマンスですからね。王道から可愛い、カッコイイと、新しい部分を見せていくうちに「こういう一面もあったんだ!」、「今度の曲も好き」と言ってもらえたときに、私たちのやりたいことをやるという姿勢は間違っていなかったんだなと思えて、嬉しくなります。

──「このジャンルがよかったのに!」という声が聞こえても、みなさんがやりたいことを徹底する姿勢は変えていかない?

新谷 はい。たとえば新しい曲が不評なら、それでいいんです。それは私たちの大きな気づきになりますし、ならば次はこうだ! という新しい一手にもなるので。とにかくまずは一歩を踏む。必ず「好き」と言ってくれる方は1人いますし、その“届く人に届くもの”の数が多ければ多いほど、人に連鎖して刺さりやすくなる可能性が増えると思うんです。なので、持ち時間25分あれば、必ず好きになってもらえる自信があります。今は楽曲やパフォーマンスに“自由さ”が表れていますが、これから衣装やMC、もっといろいろなところにも変化が表れると思います。常にみなさんの想像を良い意味で裏切っていく、私たちを楽しんでもらえるような“唯一無二の楽園”を作っていきたいですね。

【中編はこちら】不登校から勇気を振り絞って…新谷真由が語るアイドル再挑戦

▽新谷真由(にいや・まゆ)
今年4月にデビューした5人組アイドルグループ「パラディーク」のピンク担当。キュートなルックスとパフォーマンス力でグループを引っ張る。毎月、定期ライブを行うなど、精力的に活動中。
AUTHOR

田口 俊輔


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