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UPDATE|2021/12/12

パラディーク 阿久津友理、「自分を変えたい」両親に土下座してまで進んだアイドルへの道

阿久津友里(パラディーク)/撮影:飯酒盃智明


──学生時代、モノ作りに繋がるような部活には入っていましたか?

阿久津 中学生のときはパソコン部でゲームを作ったり、イラストを描いたりしていました。ただパソコン部って暗いイメージがあるじゃないですか(笑)。なので高校生になって吹奏楽部に入ろうと思ったんです。

──なぜ吹奏楽部をやろうと?

阿久津 おしとやかできれいなイメージがあったからです。清楚で可愛らしい坂道グループさんを好きになるぐらいですから、そういう女性に憧れがあったんです。でも周りの友達がダンス部に入ったので、じゃあ私もという感じで吹奏楽部はやめて。そこから部活でヒップホップを踊るようになりました。栃木県内の大会で優勝もしているダンス部だったんですけど、私は初心者でしたし、もともと体を動かすのが苦手なので、ついていくのが大変でした。ただダンス部の経験が今に活きているところもあるので、やって良かったです。

──そこから、どうして芸能界を目指すことになったのでしょうか。

阿久津 エンターテイメントの世界にも興味があって、葵わかなさんや本田翼さんのような女優さんになりたくて、高校2年生の夏にオーディションを受けて、東京にある芸能系の高校に転入しました。

──思い切った行動に出ましたね!

阿久津 うちは親が厳しくて、やりたいと思ったことを否定されることが多くて、自分の意見を何も言わない、周りに流されやすい子になってしまったんです。でも、そのときだけは「絶対にやりたい!」って土下座までして親もビックリしてました。そこまで本気だったらということで、上京を許してくれました。

──芸能界に入りたいという気持ちは友達にも伝えていたんですか?

阿久津 誰にも言ってなかったです。学校では大人しくて、本当は目立ちたいけど、恥ずかしくて前に出られないタイプだったんです。東京に出たのも、そんな自分を変えたい気持ちがあったのかもしれません。

AUTHOR

猪口 貴裕


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