──太ってはいないけど、イメージしていた理想の体型とはズレていた？
上田 鏡に映った私は「強そうな女」って感じで、当初の目的とは違う方向に進んでいたんです。だから、その日を境にジムで鍛えることはやめました。これ以上、ムキムキになるのは私の理想とは違うなと思ったので。それが今から2年くらい前のことかな。
──ジムを退会しても、ボディメイクの努力は続けているんですよね。
上田 ジム通いをやめた第3期からは、筋膜リリースが日課になりました。
──ローラーなどを使ったマッサージみたいなやつですか。今、流行っているらしいですね。
上田 通っていたジムには、ガツガツ機械で負荷をかけたトレーニングをしながら引き締まった綺麗な身体を作り上げている方が何人もいたんです。でも、私はそうならなかった。何がダメだったのかと考えると、私は動きに変な癖があったのだと思うようになりました。間違えたダイエットをしていた時期も長かったですし。そのへんで自己流の限界も感じるようになって、専門のトレーナーのレッスンを受けたり、普段の姿勢やトレーニングのフォームも見直すことにしました。今は筋膜リリースのほか、柔軟、ストレッチ、自重トレといった方向に切り替えています。
──他のグラビアアイドルとは明らかに鍛え方が違いますからね。ファンから肉体美を褒められる機会も多いのでは？
上田 ものすごくありがたいことだと思っています。10年以上1人で続けてきたことを認めていただけたような気がして、涙が出るほどうれしい。ただ私の原点は「自分のことが好きになりたい」という思いだったので、他人の評価よりも自分で満足できることが重要だったりします。もちろん、お芝居で役をいただいたときはその役に合わせることが重要だということは大前提ですけど、自分に妥協はしたくないですし、もっともっと上を目指せるんじゃないかと今は考えています。中1から始まったボディメイクの旅は、まだまだ道の途中ですね。
