今回のハイライトといえば、ファン投票により誕生したユニットの初お披露目。3組のインパクト大のグループ名および楽曲が、もともと個性の強いメンバーたちのポテンシャルを引き出す起爆剤となった。
まず「晴れた日のベンチ(倉岡水巴、高辻麗、海乃るり、武田愛奈)」が歌ったのは、中毒性のあるメロディに乗せてにぎやかなダンスとともに全力で繰り広げる『半チャーハン』。
会場では、さっそく腕で大きく半円を切る振りを真似するファンの姿が見られたが、なんと昼公演後にはキラーフレーズでもある曲名がSNSでトレンド入りしていたという報告も。22/7ではこれまでに歌ったことのない底抜けに明るいハッピーソングだ。
続いて、その陽気なムードを一変させた「蛍光灯再生計画(河瀬詩、帆風千春、宮瀬玲奈、白沢かなえ)」の『タトゥー・ラブ』。しなやかな腰つきに艶のある目配せ、前方に突き出した人差し指をくるくると回す仕草の一つ一つにくすぐられる。
メンバーたちは、すっかりセクシータイプのキャラクターになりきっており、自己紹介から吐息混じり。「愛とは一時的な感情で蜃気楼のように儚いものだけど、それでも振り返らず一本道を歩いていく大人の愛の歌です」と楽曲を解説し、ユニット名を覚えるコツは早口言葉のように口にすることだと明かした。