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UPDATE|2020/06/15

神部美咲インタビュー(2)「うまくいかず辞めようと思ったことも…転機になったあの瞬間」

神部美咲 撮影/西邑泰和



──ラウンドガールをやっているときは、どんなことを考えていたんですか?

神部 ラウンドガールって「私を見て!」って感じるのかなって思っていたんです。でも私は全くなくて。選手がトレーナーさんと、どんな会話をしているのかとか、リングの中しかない緊迫感を堪能していました。いくら大金持ちの人が大金を積んだって、試合中のリングには上がれないじゃないですか。だから、私は最高の仕事をしているなって気持ちでしたね。しかも、それを何度も経験させてもらって光栄なことです。

──格闘技好きならではの視点ですね。

神部 なので、自分のことを見てもらう仕事というよりは、自分が見たい仕事で、後ろでニコニコ笑っているだけなのに、どんなお仕事よりも反響がありました。あとボクシングの選手はチャンピオンになっても偉ぶることがなくて、ラウンドガールにまで気遣ってくれるんです。個人的に他の仕事がうまくいってない時期だったので、ラウンドガールをやるたびにパワーをもらっていました。

──仕事がうまくいかなかった時期は、どのぐらいまで続いたんですか?

神部 やりたいお仕事をさせてもらえているなって実感するようになったのは本当にここ最近です。この4年間は1つずつ目の前の課題をクリアしていく感じでした。まずオーディションを受ける前の段階で、事務所の子たちと戦わなきゃいけないですからね。わりと、とんとん拍子で進んできた人生だったから、うまくいかないことが悔しくて、芸能界を辞めようと思ったこともあります。

──転機になったのは?

神部 「2020年を区切りの年にしよう」って自分の中で決めたんです。その時々で一生懸命やっているつもりだったんですけど、このままじゃダメだなって。最後は自分で区切りをつけて頑張ろうと思った瞬間、人って変われるんですよね。1年ぐらい前からグラビアを褒められることも多くなって、徐々に仕事も決まり始めたんです。事務所の人たちからも「今年は勝負するぞ」って言ってもらえて、どんどん意識も変わっていきました。

(取材・文/猪口貴裕)

>>(3)に続く(16日6:15公開)

▽神部美咲(じんぶ・みさき)
1994年 8月 20日生まれ、大阪府出身。『馬好王国~UmazuKingdom~』のMCやParaviにて配信されている『恋んトスseason10』(TBS)のMCなどバラエティ番組で活躍するほか、『週刊プレイボーイ』や『FLASH』などグラビアでも注目を浴びている。

▼information
毎週土曜25:15~25:45から『馬好王国~UmazuKingdom~』(フジテレビ)にMCとして出演中。
6月15日(月)発売の『週刊プレイボーイ』にもグラビアが掲載、さらに同日放送の『有田ジェネレーション』(TBS)にゲスト出演。
CREDIT

取材・文/猪口貴裕 撮影/西邑泰和


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