『ゴッドタン』で「日本一の恥ずかしがり女子」「芝居ヤバイアイドル」としてバラエティの才能を開花させたタレントの本郷杏奈。グラビアでも活躍しており、今月17日(金)には1st写真集『Touch▽』(双葉社)を発売した。彼女が、なぜ故郷・北海道を離れ、バラエティでブレイクするにいたったのか? 軌跡をたどるとともに、“いじられキャラ”の裏側を聞いた。(4回連載の1回目)
【写真】本郷杏奈の“ナチュラルスマイル”インタビューカット──この世界に入ったきっかけから教えていただけますか。本郷 19歳のときに地元の札幌を歩いていて、「モデルになりませんか?」と声をかけていただいて、北海道の事務所に所属しました。
──モデルに憧れがあったんですか?本郷 高校時代からモデルになりたいという気持ちはあったんですけど、そんな簡単にはできないだろうなと。それで高校卒業後はCAさんになろうと思って観光系の専門学校に通っていたんです。スカウトされたのが就職を考えていた時期だったんですけど、両親に相談したら「人生は1回きりなんだから好きなことをやりなさい」と言ってくれたので、芸能活動を始めました。
──もともと人前に出るのは好きだったんですか?本郷 逆に、小っちゃい頃から人前に出るのが苦手で、大人数の中で中心になりたくないタイプでした。すごく矛盾するんですが、この世界にいるのに、注目されるのが得意じゃないんです(笑)。いまだに大人数から一斉に見られると変な汗をかきます。
──シャイな性格だけど、モデルにはなりたかったと。本郷 高校時代もオーディションの応募用紙に記入するんですけど送らない、というのを繰り返していましたね。
──事務所に所属して、地元でどんな活動をしていたんですか?本郷 ローカルCMや、ブライダル系のお仕事、ちょっとしたショーに出るとかですね。実家だったので、たまにバイトをしながらモデル活動を続けていました。